上質な大人の楽園、モナコの「ルイキャーンズ アランデュカス」へ
モナコ公国(通称モナコ)は、フランス地中海沿岸コート・ダ・ジュールとイタリア国境近くに位置し、世界で2番目に小さい国家です。タックス・ヘイヴン(一定の課税が軽減、又は完全に免除される国や地域)として知られます。上質な大人の楽園を予感させるモナコ、その中でもカジノリゾート地区の首都モンテカルロでひときわ華やかなオーラを放つのが「L'Hotel de Paris」。そして、ホテル総料理長であり、世界レストランをリードするアランデュカス氏のレストラン「ルイキャーンズ」があります。違いが分かる大人にこそ愛される、ルイキャーンズ アランデュカスのフルコース
店内に入った瞬間ぱっと目の前が明るくなりました。天井が高く広い部屋では声を出せばこだまするのではないかと思うほど。調度品は落ち着いた白と黄金色にまとまり、しっとり大人の雰囲気の演出が好印象です。11品フルコースの始まり
頂いたメニューは定番のシェフおすすめコース11品(310ユーロ)。シェフのスペシャリテと季節素材をゆっくり堪能できるコースです。まずはハーブが効いたロールアミューズとシャンパンから。次に2~30種のパンワゴンから選び、オリーブオイルのラベルチェックやバターワゴンの演出など、食事が始まる前に数種の行程があり、そのゆとり感が更に上質感をアップさせてくれます。ミニパン・パーニュは卵と野菜がたっぷりサンドされ、オリーブとトマトの香りが食欲増進させるスターターでした。オマール海老と温野菜、軽い泡とグリーンハーブを添えて。
この料理の為に。器から創作!アランデュカス氏作「COOK POT」
続いては「この料理の為に」とアランデュカス氏自らが作られたCOOK POTでのグリル料理。中身は南仏で採れた色とりどりのカラーピーマン、ズッキーニ、大小のオニオンなど野菜が主でクセが無く食べやすい。少し丸みを帯びた側面からうまく熱が伝わり、旨みを充満させるそうです。スズキのポワレ~ミネストローネを活かした野菜の香りと一緒に
香ばしく焼いたラム 甘いトマト添え