Ruby/Rubyの基礎知識

Ruby on Railsの紹介 -- RailsのインストールとHello World(2ページ目)

Ruby人気上昇のきっかけのひとつであり、他言語にも影響を及ぼしたウェブアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」を紹介します。まず初Rails記事の今回は、Railsをインストールして、最初の画面を起動するところまで扱います。

橋本 拓也

執筆者:橋本 拓也

Rubyガイド

Railsのインストール

RailsはRubyGemsのパッケージとして提供されているので、gem install railsコマンドでインストールすることが出来ます。以下、小文字のrailsはgem名あるいはコマンド名を表し、大文字始まりのRailsと書くときはフレームワークを指します。

RubyGemsについては以前の記事 RubyGems (gem) の使い方・インストール方法 [Ruby] All About を参考にして下さい。

railsのインストールにはやや時間がかかります。途中経過を見たい時はインストール時に-Vオプションを付けてgem install -V railsとしてみるとよいでしょう。 さて、rbenv rehashを実行してからrailsコマンドを試してみます。正しくインストールされていれば以下のように使い方のオプションが表示されるはずです。

上ではrails newのヘルプが表示されています。newはrailsのサブコマンドで、Railsアプリケーションのひな形を生成してくれます。

new以外にもrailsの後にrails <subcommand>と続けることで使えるいろいろなサブコマンドがあります。以下によく使うものを簡単に紹介します。

  • rails new
    • Railsの新規プロジェクトを作成します。
  • rails generate
    • Railsの提供するテンプレートに基づき Model, Controller, scaffold などを生成します。
  • rails server
    • WEBRick Webサーバを起動します。お手軽なRails開発環境として重宝します。
  • rails console
    • Rails環境をロードした状態で対話的実行環境を起動します。
  • rails runner
    • Rails環境をロードした状態でバッチ処理を実行させます。cronなどに使います。

次のページでは実際にRailsアプリケーションを作成して、その構成を簡単に説明して行きます。

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