経済的自立とは? どうして大事なの?
あなたは「経済的自立」をしているでしょうか?経済的自立とはどんな状態なのか考えてみます。以下のようなことをさすのではないでしょうか。・自分で生きるお金を継続的に稼ぐことができる。
・収入の範囲内で生活をすることができる。
・お金を貯めて生活の安定を図ることができる。
・親や他人のお金に依存しなくても生きることができる。
ルール1 自分で生きるお金を継続的に稼ぐことができる
お金を得るには働いて稼ぐ必要があります。仕事に就いて、会社や世の中の役に立つ人間になれば給料や報酬といった形でお金を稼ぐことができます。更に継続的に収入を得る為には、自分自身が成長しながら働く必要があります。手持ちのお金がなくなったらアルバイトをする、というようなことでは、安定とは縁遠くなってしまいます。そういったケースは経済的自立とは言い難いでしょう。
ルール2 収入の範囲内で生活する
しっかり稼ぐことができるようになると同時に、お金を扱う能力も養う必要がありま す。欲望のおもむくままにお金を使っていたら、家計は破綻します。借金の催促が会社まで来るようになると大切な職を失う羽目にもなりかねません。収入の範囲内で生活ができるように、毎月の収支を確認しながら生活しましょう。社会人1年生の場合はまず現金で支出を管理し、クレジットカードは上手に支出をコントロールできるようになってから利用します。
クレジットカードは翌月一括払いを基本姿勢としましょう。車などの高額商品は数年のローンを組んでもいいでしょう。若いうちにローンの支払いを経験するのも良い社会勉強になると感じます。しかし、計画性がなくキャッシングやリボ払いを繰り返す人は多重債務者になりかねません。
ルール3 お金を貯めて生活の安定を図ることができる
お金を貯めるという行動は実は本能でもあります。ハムスターがホッペにたくさんひまわりの種などの餌を詰め込んでいる姿を見たことがあると思います。たくさん保有することで確実性や安心感を得るわけです。私達人間も同じで、貯蓄を持つことで確実性や安心感を得ようとするわけです。そうして安定が得られることで、厳しい現実社会の中でも生活できるようになります。お金を稼いだら一定額を貯蓄し、残ったお金で生活ができるようにしましょう。
ルール4 親や他人のお金に依存しなくても生きることができる
社会人になって、結婚をし家庭を持っても、継続的に親にお金の不足分を援助してもらう人は意外と多くいます。親のお金や生活保護、公的な給付金といったものは、一時的に困窮した時だけと心に決め、経済的自立を促進させるものだと心得ておきましょう。「経済的自立」ができていない子どもと親は「負の財産」 です。親のお金をいつまでも当てにしている子どもがいると、子どもの将来も心配な上に自分の老後も不安で仕方ない状況になります。また、お金にだらしない親が子どものお金を当てにするのも、子ども自身の生活を脅かすことになります。
私は、まず親自身が経済的自立をし、「稼ぐ・減らす・貯める・増やす」の4つのタイヤで家計を強くし安定させる姿を子どもに見せ、家族の会話の中に自然と家計の話がある環境を作ることが大切だと感じます。
そうすれば、子ども自身も幼い頃からお金を扱う経験を積むことができ、お金と等身大に付き合えるようになり、成長と共に経済的にも自立できる準備が整ってくるのではないかと思ってます。
社会人となり、経済的自立ができるようになれば、親は子どもの家計を心配する必要がなくなりますので、親自身もゆとりを持って自分達の為にお金を使い、残された人生を悔いなく謳歌できるようになります。
親の老後費の心配をしなくて済めば、子ども自身も安心してお金が使えるので、新しいことや大好きなことにチャレンジしながら、後悔なく生きることができるのではと感じます。
支え合うと「依存」は違います。経済的に自立しているつもりでも、色んな環境の変化などで一時的に困窮することは誰にでもあることです。そのような時に、支えてあげることができるのは、やはり経済的に精神的に自立した人です。
適度な距離を持ち、相手を尊重し支え合うことは、とても良いことですが、常に相手にしがみついたり、支配・束縛することは依存で、経済的に依存してしまうと相手が倒れると自分も倒れる状態となります。
経済的に自立できている人は魅力的
経済的自立ができると 、「自分に自信がつく」 「お金と等身大に付き合える」「誰かを支えることができる」といった状態になりますので、とても魅力的な人となるでしょう。自分が結婚するなら経済的に誰かに依存している人と、しっかり経済的自立ができている人とではどちらがいいですか? 答えは簡単ですね。ぜひ、経済的に自立ができている魅力的な人になってもらいたいです。【関連記事をチェック!】