使い勝手を高める独自機能も満載
そのインパクトから、G Flexは曲面ディスプレイに関連した機能が強調されがちです。ですが、G Flexはそれ以外の機能や使い勝手にも、さまざまな配慮がなされています。特に操作性の面で配慮されている点は、画面下部の「フロントタッチパネル」の右端にあるボタン。これをタップすると、ステータスバーから通知トレイが降りてきて、いつでも通知内容を確認したり、設定を変更したりできるようになります。通知トレイは通常、ステータスバーを下にスワイプすることで現れますが、画面サイズの大きいG Flexでは、特に片手操作時は画面の上まで指を移動するのはかなり難しいもの。それだけに、このボタンは非常に重要な意味を持つといえるでしょう。
ちなみにフロントタッチパネルボタンは、設定で色やボタンの配置、さらにはボタンの位置に至るまで、自在に変更することも可能です。片手操作を重視してボタンを右に寄せるなどの設定も可能で、カスタマイズすることでより使い勝手を高められるといえます。
もちろん、片手で操作する機会が多いキーボードにも「片手操作モード」が用意されており、片手で入力しやすくすることが可能です。またヘッドフォンやUSBケーブルを挿入すると、使用したいアプリのアイコンが自動的に画面下部に表示される機能が用意されているなど、G Flexには使い勝手を高める細かな配慮が随所に用意されているのです。
他にも、特定のアプリをパソコンのように、ウィンドウ状に複数起動できる「Qスライド」や、2つのアプリを上下の画面で利用できる「デュアルウィンドウ」、画面のスクリーンショットを撮影して直接メモができる「Qメモ」、アプリ起動中に3本の指でスワイプし、アプリを切り替えて利用しやすくする「スライドウィンドウ」など、従来のLG製スマートフォンに搭載されている便利機能が多く備わっているのも、ポイントといえるでしょう。
次は、G Flexのカメラや基本性能について説明します。