スマートフォン/スマートフォンレビュー

曲面ボディが斬新な大画面スマホ G Flex LGL23(2ページ目)

auの「G Flex LGL23」は、“曲がるディスプレイ”を採用したことで、本体を弓なりに曲面化した独特のボディデザインと、6インチという非常に大きなサイズのディスプレイサイズを採用。非常に多くの特徴を備えた、注目度の高いスマートフォンです。実際の使用感を確認してみましょう。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

曲がったボディがもたらすメリットとは?

しかしなぜ、G Flexは本体を曲げることができたのでしょうか。その理由の1つは“曲がるディスプレイ”を採用したことにあります。G Flexは、LG製スマートフォンが従来機種で採用してきた、同社が得意とする「IPS液晶」ではなく、折り曲げることが可能な「プラスチック有機EL」ディスプレイを採用しているのです。
G Flex

G Flexは液晶ではなく“曲げられる”有機ELディスプレイを採用

そしてもう1つ、スマートフォンで重要なバッテリーの曲面化を実現したことも、G Flexの曲面化に一役買っています。LGグループ企業の技術でバッテリーを曲面化したことが、弓なりに曲がった形状を実現している訳です。
G Flex

やや曲がっている、G Flexのバッテリー。バッテリーの曲面化に成功したのも、このボディを実現できた要因の1つになっている

では一体、スマートフォンを曲げることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。1つは、通話をする時です。G Flexはボディが大きいため、一見すると手で持っての通話は不便なようにも見えます。ですがサイズが大きいことに加え、ボディが湾曲していることから、耳に本体を付けるとマイクの位置が丁度口元に届くことから、意外と通話がしやすいのです。
G Flex

G Flexで通話をしているところ。本体が大きいのに加え、本体が曲面を帯びていることから、マイク部分が口まで届く安心感がある

そして1つは、動画やテレビなど、映像を視聴する時です。平面ディスプレイのモデルと比べると、カーブがあることで左右の端が視線に近くなり、映像への没入感がより高まる訳です。

ちなみに映像や写真などを楽しみたい時は、本体のロックを解除する時に、横に持った状態で2本の指を使い、開くようにスライドしてみましょう。すると映画のスクリーンの幕が開くような演出と共に「Qシアター」が起動し、本体内の写真閲覧や動画の再生、さらにはYouTubeの動画やフルセグなどをすぐ呼び出すことができます。
G Flex

本体を横に持ち、2本の指を開くように動かすことで「Qスライド」が起動し、映像が楽しみやすくなる

G Flex

ワンセグのアンテナは本体左下にあるので、縦画面時はやや不便だが横画面時は便利に扱える

次は、使い勝手を高める機能の数々について説明します。
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