鉄道/新幹線

北陸新幹線用新型車両E7系に乗る(4ページ目)

2015年春に予定されている北陸新幹線金沢開業に向けてJR東日本とJR西日本が共同開発した新型車両E7系(JR西日本が準備する車両はW7系となる)。金沢開業を待たず、ひと足先に2014年3月ダイヤ改正から東京~長野の「あさま」の一部列車に使用される。そのお披露目として、このほど試乗会が行われ、乗車する機会があったので、車内の様子を中心にご紹介したい。

野田 隆

野田 隆

鉄道 ガイド

名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。

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E7系の車窓から

長野のE7系

長野駅に到着したE7系


軽井沢駅

大宮から僅か40分で軽井沢に到着

大宮を出たE7系は、関東平野をひた走り、30分もかからないで高崎に到着。出発後すぐに上越新幹線と分岐して「長野新幹線」に乗り入れる。妙義山など左右に山々が迫り、連続するトンネルを抜けると、あっという間に軽井沢だ。東京駅からなら1時間少々と、今や日帰りでも気楽に遊びに行けるリゾート地である。

 
浅間山

軽井沢を出ると車窓には浅間山の姿が

軽井沢を出ると、右手に山頂付近が雪化粧された浅間山を望みつつ、またトンネルが連続する。佐久平を通過し、千曲川に架かる優美なハープ橋を渡れば上田である。その先は、15kmにも及ぶ五里ヶ峯トンネルに入り、抜ければあっけなく長野に到着となる。

とりあえずは、長野までの乗車を楽しみ、2015年春からは、新規開業路線に乗り入れて金沢まで走るE7系。北陸が一段と近くなり、沿線地域の魅力を新たに引き出す列車としての役割に期待したい。
グッズ

ファイル、ストラップ、バッジなど早くもE7系グッズが登場

<参考資料>
北陸新幹線の新型車両について(JRのリリース)

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