淹れる技術を問わず、間違い無くうまいコーヒーが飲める
ミカフェートのうまいコーヒーが手軽に楽しめる「カフェ・プエンテ」は、焙煎、粉砕、充填、包装を同日に行うことでコーヒーから出る炭酸ガスが外に逃げない、アロマを閉じ込める包装のドリップパックコーヒーです。これは、以前のガイド記事で2012年版の「カフェ・プエンテ」を取り上げた時にも書いたのですが、ドリップパックは、豆の量とか、挽き具合とか、うまいコーヒー豆であればあるほど緊張が強いられる、それらの作業から開放されるのが嬉しいのです。「専門家が挽いた豆が、専門家が決めた分量入っているという安心感」は、コーヒーを淹れる際のストレスを、とても軽くしてくれます。リラックスしてうまいコーヒーが飲みたいのに、それを淹れるのに緊張してしまうのは、それを楽しみたい余裕がある時ならともかく、仕事の合間などには、間違い無くうまいコーヒーを、あまり考えずに淹れたいのです。気にする事は唯一、お湯の量だけ。それで濃さと量をコントロールします。それが気分で行える感じもドリップパックの楽しい所だと思うのです。ほとんど、カップに直接お湯を注ぐようなものなので、愛用のカップと組み合わせればカップの容量も把握できているので、その時の気分とピッタリの濃さのコーヒーを簡単に淹れられます。淹れ方の注意点としては、最初に少しお湯を注いだ後、しばらく蒸らすのを忘れない事。これ、やるとやらないとでは、コーヒーの味がかなり違います。蒸らした方が、口当たりが柔らかくなるし、酸味や苦味も尖らずに、じわっと口の中に広がります。蒸らし時間は、パッケージには15秒ほどと書かれていますが、個人的には30秒から45秒くらいが美味しくなるように思いました。
朝、昼、夜に分けられた15種類の銘柄を楽しむ
その「カフェ・プエンテ」の現在のバージョンは、従来の、1パッケージ1銘柄ではなく、朝、昼、夜をテーマにしたパッケージそれぞれに、5銘柄が1つずつ入っています。つまり、3150円の15個入りパッケージには、15銘柄が各1つずつ入っているという事になります。パッケージを開けるごとに違った味わいが楽しめるという趣向は、ドリップパックならではですね。また、前の「カフェ・プエンテ」よりも、豆の量も8gから10gに増量。マグカップにたっぷり淹れても、香りとコクが十分に楽しめるようになりました。銘柄は、以下の通り。
朝 Morning Breeze(モーニング・ブリーズ)
ブルボン・パラァ
パーカス
ピンク・ブルボン
キレマ・チャーチ・キリマンジャロ
ブルボン・ブレンド・ラ・ブリーサ
昼 Afternoon Mild(アフタヌーン・マイルド)
ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒー・エステート
サン・イグナシオ
パカマラ・クラテル
ブルボン・エリテ
トレス・オロス
夜 Luxury Time(ラグジュアリー・タイム)
アルト・ルナ
レクエルド・デ・イヴァン
ラグリマ・デ・アンデス
ブルボン・ナチュラル・マリア・トレス
ブルーマウンテン・ブレンド
ミカフェートのコーヒーハンターズ・シリーズでお馴染のピンクブルボンや、前回のカフェ・プエンテでガイド納富がとても気に入っていたブルボン・ナチュラル・マリア・トレスなど、どれも、ミカフェートの人気銘柄。実を言うと、ガイド納富には、朝、昼、夜、それぞれに共通するポイントが掴めなかったのですが、何となく、朝のパッケージには、ガッツリとコーヒーらしいコーヒーの風味が際立つもの、夜のパッケージには、優しくスッキリした風味のものが選ばれているように感じました。
個人的に気に入ったのは、しっかりとコーヒーらしさを感じながらも、後味がスッキリと切れる「パーカス」、スッキリとした酸味が美味しい「ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒー・エステート」、チョコレートっぽい甘味とコクの「サン・イグナシオ」、フルーティーな「パカマラ・クラテル」、前回に引き続き美味しい「ブルボン・ナチュラル・マリア・トレス」、和菓子にも合う優しい甘さと酸味の「ラグリマ・デ・アンデス」、味わいがやたらと深い「ブルーマウンテン・ブレンド」といったところです。まあ、どれでも美味いので、後半は、目をつぶって選んで、当たったのを飲んでいました。
ガイド納富の「こだわりチェック」
1箱に、15種15パックというのは、いくらなんでもチャレンジャー過ぎるパッケージングではないかと思ったのですが、そして、確かに、「これうまい」と思っても、もう一杯飲もうと思ったら、また他のも含めて買わなければならないのは、ちょっと寂しいのですが、基本、どれを飲んでもうまい、という前提があるので、「今度は、どんな味なんだろう」という興味と、飲んで感じる驚きの方が上回って、こういうパッケージングも良いなと思ってしまいました。特に、ギフト用途にはとても合っていると思います。それこそ、バレンタインやホワイトデーには最適ではないかと思うのです。あげといて、自分も飲む、というパターンですね。銘柄が違うから、一人より二人の方が飲み比べが楽しいのです。このパッケージ、通販では15個入りか30個入りの箱での販売ですが、先日、アトレ吉祥寺のミカフェートのカフェに行った所、店頭で、朝、昼、夜、それぞれの5個入りパッケージが売っていました。このパッケージは、ネットだとスタイルストアでも購入できます。これだと、5個5銘柄なので個人でも買いやすいですね。また、ミカフェートの通販で、「パーカス」や「パカマラ・クラテル」、「ラグリマ・デ・アンデス」などは、豆が150g、1500円で販売されているので、気に入った銘柄があれば、豆を購入して、ガンガン飲みましょう。個人的には、「ブルボン・ナチュラル・マリア・トレス」と「サン・イグナシオ」のドリップパックがバラで買えると、もっと嬉しいのですが、そのあたりは今後に期待という事で、今日も、この原稿を書くという事にかこつけて、うまいコーヒーを飲みます。
<関連リンク>
・ミカフェート「コーヒーハンターズ カフェ・プエンテ」15個入りの購入はスタイルストアで
・ミカフェート「コーヒーハンターズ カフェ・プエンテ」30個入りの購入はスタイルストアで
・ミカフェート「コーヒーハンターズ カフェ・プエンテ Morning Breeze」(5個入り)の購入はスタイルストアで
・ミカフェート「コーヒーハンターズ カフェ・プエンテ Afternoon Mild」(5個入り)の購入はスタイルストアで
・ミカフェート「コーヒーハンターズ カフェ・プエンテ Luxury Time」(5個入り)の購入はスタイルストアで
・ミカフェートの「コーヒーハンターズ カフェ・プエンテ」詳細はこちら
・「カフェ・プエンテ」2012年版の紹介記事「「手軽に美味いコーヒーが飲める」レベルを越える味」はこちら