「変則授乳」もできる便利なおっぱい
例えば、昼間仕事をしている間はおっぱいが止まり、夕方子どもを迎えに行くと、おっぱいが出てくる。……これなら理想的、と思いませんか?実はこれ、「変則授乳」といって、徐々に体のリズムを慣らしていくことで誰にでもできる授乳法なのです。リズムを作ってしまえば、休日と平日の朝晩だけなど、子どもといるときだけ母乳を飲ませることができるようになります。おっぱいって、こんなに便利にできてるんですね。
復職後はママも疲れます。子どももママと離れての集団生活で、不安を感じがちです。保育園に入ったとたんに熱を出す、と、よく聞きますね。そうすると、ママは体も心もますます疲れてしまいます。少しでもお互いの負担を減らし、心の安心を保つことで、スムーズな復職をしていきたいものです。
その点、母乳はとてもコストパフォーマンスが良いのです。子どもとのコミュニケーションに、ママの休息。そして子どもの心を満たすこと。全部が「授乳」で一度に出来てしまいます。子どもがしっかり安心することで、熱を出すリスクなども減るかもしれません。
せめて復職してから数ヶ月でも、母乳を続けておいた方が楽ですよ、と、長年母乳相談に関わる「母乳110番」の相談員の方もおっしゃっていますが、私もその通りだと思います。
ちなみに、哺乳瓶に慣らす必要があるなら、ママ以外の方がオススメ。ママはいつも通りおっぱいで、ママ以外の人はミルク、というのも子どもはちゃんと理解できます。復職には、周囲の協力は不可欠。周囲にスタート前から頼んで、赤ちゃんにも他の人のお世話に慣れてもらうと良いですね。
最後のページでは、働くママのための授乳服をご紹介します。