サンフランシスコ/サンフランシスコの空港・市内交通

サンフランシスコの高速鉄道BART(バート)(2ページ目)

サンフランシスコ国際空港(SFO)から市内中心部はもちろん、近隣の観光地への便利な移動手段「BART(バート)」。乗り方がわからない、難しそう……なんて敬遠していませんか? 鉄道なので渋滞もなく、値段もリーズナブル。公共交通機関が発達した町サンフランシスコならではの便利な移動方法についてご紹介します!

執筆者:一場 麻美

チケット(切符)の買い方

BART駅にたどり着いたらチケット(切符)を買います。多くの方はチケットの買い方で戸惑うと思いますので、順を追って詳しく説明します。

BILLS=紙幣。20ドル以上の紙幣は使用ができません

紙幣はよく伸ばしてから入れないと、受け付けられないことがあります

1.目的地までの運賃を確認
サンフランシスコ国際空港から、多くのホテルがあるユニオンスクエアエリアの最寄り駅、Powell Stationまでは片道8.65ドルです。別の目的地へ行く場合は、チケット販売機に掲示されている値段表を見るか、BARTの運賃計算ページで事前に調べておきましょう。今回は「8.65ドルのチケットを買うケース」を例に説明します。

 

20ドル紙幣が使えないので要注意

改札の側に必ずあるチケット発券機。操作は簡単なので落ち着いて

2. チケット販売機にお金を投入
販売機画面の右側にあるBILLSの部分に紙幣を入れます。紙幣の場合、10ドル、5ドル、1ドルのみ使用が可能で、20ドル紙幣を使用することはできません。手元に20ドル紙幣しかない場合は、チケット販売機の並びに必ずある両替機を使用しましょう。20ドルの場合は5ドル紙幣4枚に両替されますが、それよりも大きい額の紙幣は両替もできないので要注意。コインは1セント以外は全て使用が可能です。

 

逆に減らしすぎてしまった場合はAddボタンで調整を

Subtractボタンを押して金額を調整します

3. いよいよチケット購入!
左の写真は10ドル紙幣を投入した際の画面です。上部に表示されているAmount insertedが「投入金額」、Current valueが「発券されるチケットの値段」。何も操作をせずにチケットを購入してしまうと、入れた金額分(この場合は10ドル分)が発券されてしまいます。

そこで「Subtract $1」ボタンと「Subtract 5¢」ボタンを駆使し、自分の欲しい金額になるように調整を。Subtractは「引く」という意味なので、1ドル35セント分(Subtract $1を1回、Subtract 5¢を7回)を10ドルから引けば、8.65ドル分のチケットを購入可能です。

もし間違えて自分が欲しいチケットの額よりも下回ってしまった場合は「Add(足す)」ボタンで調整します。このAddボタンはSubtractボタンを1回以上押すことによって表示されますので、慌てずに操作しましょう。正しい金額に設定できたら、チケットマシーン画面右の「Print $8.65 Ticket」をのボタン押して発券します。

受け取ったチケットは目的地に着くまでなくさずに保管しましょう

チケットを改札機に通す手順は日本と同じ

4. 改札を通る
こちらはほぼ日本と同じ。チケットを改札機に通して、受け取り口から再度受け取るだけ。難しいことはありません。ただ、一部の改札機はチケットの入れ口と受け取り口が同じ場合がありますで「受け取り口がない!」と慌てないようにしましょう。

5. いざ乗車!
ちょっと複雑なチケット購入をクリアしたら、いざBARTへ乗車。自由席などでどこに座っても大丈夫ですが、優先席(ドアに隣接している場合がほとんど)の表示がある席には座らないように。

 

利用頻度の高いBARTの駅

駅が地下の場合も多いですが、解りやすく表示されています

Powell Stationは大型ショッピングセンター直通

観光で訪れた場合に乗降する頻度が高い駅としては、サンフランシスコ国際空港のほかに、ユニオンスクエアや有名ホテルが軒を連ねる「Powell(パウエル)Station」、フェリービルディングの最寄り駅「Embarcadero(エンバカデロ)Station」の主に2つ。自分が降りる駅を間違えないように、車内アナウンスと車窓から見える駅名表示を見逃さないよう注意しましょう。

 

BART乗車時の注意点

大きな荷物は車内で邪魔にならないように要注意

多くの人が利用するBART内ではマナーを守りましょう

観光客をはじめ地元の人も大勢利用するBARTですが、車内での居眠りは厳禁!サンフランシスコの治安にも書きましたが、寝ている間に荷物を奪われる犯罪が多発しています。

旅行者の場合スーツケースなどの大きめの荷物を持って乗車するケースが多いかもしれませんが、周りの人の迷惑にならないように。日本の鉄道に比べると急な発進や停止をするので、スーツケースの車輪などが動かないようにしっかりと固定しておきましょう。

<関連サイト>
BART公式ホームページ(一部日本語で読めるコンテンツもあり)
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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