写真を撮るときにどこを見てますか? きっと被写体を見ていると答える方が多いと思いますが、それだけでは不十分です。写真を撮るときにもうひとつ重要な要素が光です。光を意識するかしないかで写真の出来が大きく変わってくるのです。スローな写真講座の3回目では、光について考えてみましょう。


光を意識することで、撮りたいように撮ることができる

写真講座光について

光はどこから被写体にあてるかがポイント。逆光も活かし方では使える光に。


誰しも写真を撮るときには、被写体がきれいに写るかを考えながらカメラを構えます。目的は被写体を撮ることなのですから、それは当然のこと。記録として撮る写真であれば、被写体が光の過不足なくきれいに見えるように写っていれば合格です。ただ、写真の表現力を上げようとするのであれば、単に被写体だけを意識しているのではまだ十分とは言えません。

写真は光があって初めて画像として写ります。まったく光のない真の暗闇では写真は基本的には写せません。逆を言えば、わずかな光でもあれば写真を撮れるということです。これが写真が時々、「光の芸術」などといわれるゆえんです。

写真に欠かせない光、これをどれだけ意識しているかにより写真の出来具合も変わってきます。つまり写真を上達させるためのひとつのポイントが光の読み取り方なのです。

被写体には必ず光が当たっています。その光はどこから届いているのでしょうか。

このことを常に意識することが大事です。写真が上手な人ほど光源がどこにあるかを確認します。慣れている人にとっては、それはわざわざ探すのではなく、写真を撮ることは光を探すことと同じというくらい当たり前に行う行為です。

レンズを被写体に向けたとき、直射日光が差し込む光は逆光と言うことは誰でも知っています。直接光が目に差し込んでくるので、わかりやすい光の当たり方です。しかし、逆光以外については案外無頓着にはなってませんか?

被写体に対しての光の当たる角度によって写り具合は大きく変わります。光の当たるパターンを知っておけば同じ被写体でも光の当て方で様々な表現を作り分けることが出来ます。

撮影位置を自由に移動できる場所にいるなら、自ら動くことで光の位置を変えることが可能です。同じ場所で同じアングルから撮っていては変化は作れません。

見る角度を変えていくことは、被写体の見え方を変えるだけでなく光の変化を探すことでもあるのです。そのためにはフットワーク軽く、常に撮影者がカメラを持って動くことです。

また被写体を動かせるのであれば、撮りたい光のある場所に移動させるという方法もあります。光の当たり具合が最も効果がある場所に被写体を持ってくる、これも大事なポイントです。

次のページでは、光の使い分けについて考えます!