相手に悪い印象を与えない言い訳
まず一番大事なのは、遅刻するとわかった時点で相手に連絡することです。同じ言い訳でも、遅刻する前とした後とでは印象がまったく違います。また、どれくらい遅刻しそうなのか、はっきり伝えてあげるのも、相手への思いやりとして重要です。10分くらいの遅刻なら、そのまま待つかも知れませんし、1時間の遅刻なら、ちょっと本屋で時間をつぶそうとなるかも知れません。もし可能ならば、待ち合わせ場所の変更なんかも考えましょう。駅の改札なんかに立たせて一時間も待たせるのは可哀想です。近くに時間をつぶせる場所があるなら、そこに変更してはどうでしょう。
言い訳としては、あからさまに言い訳とわかるものよりも、素直に自分が悪いと謝れる内容の方が、相手に悪い印象を与えずにすむでしょう。
- 「仕事の電話が入ってて、ちょっと遅くなる。」
- 「車なんだけど、ちょっと家族を送ってから行くから、遅くなる。」
- 「家に財布忘れて、取りに帰るから少し遅れる。」
あと、やめておいた方がよい言い訳としては、あとからさらに詮索されそうな内容のものです。
「家族が病気で……」などと言う言い訳をしてしまうと、相手から「大丈夫だったの?」「容体は?」などと聞かれ、さらに言い訳を考える羽目になるかもしれません。
思いやりと誠実さを伝えることがポイント
基本は、できるだけ嘘をつかず、待ってくれている相手を思いやること。そして願わくば、好印象を持ってもらえるような誠実さを出せれば最高です。「ごめん、ちょっと家族と話をしてて、30分ほど遅れそう。良かったら、駅前のカフェで待っててくれない?」
くらいが無難で、相手が「自分のこと考えてくれてるな」と思える言い訳ではないでしょうか。