性格は比較対象ではありません
私に彼氏がいなかった頃、友達には彼氏がいて、よくノロケ話を聞かされていました。嬉々として話す友達が何とも可愛らしく、嫌だなとは余り感じませんでしたが、後々よく考えてみると、「それって自慢できる点かな?」と思うことが度々ありました。
友達の表情や口調に感情が丸出しになっているので、それをまともに受けてしまうと友達の彼が素晴らしく思えてきてしまいますが、冷静になって考えてみると、案外大したことでもないと思います。
それから自分に彼が出来て、結婚もしましたが、あの時友達が自慢げに話していた彼のことは、やはり大したことではないと思っています。
自分の彼(主人)にも同じような面はありますし、恐らく多くの人にも共通するようなことだと思うので、むしろ比較対象ではありません。
ルックスや経済力という話になるとまた別ですが、性格での比較はする必要はまったくないと思います。
美点よりも欠点に注意が向いてしまうもの
それよりも大事なのは、彼の欠点を受け入れられているかどうかです。人というものは、美点よりも欠点に注意が向いてしまうものです。数え上げていくと、本当にこの人のことが好きなのかなと疑問に思ってしまうくらい、酷い欠点を見つけてしまうこともあります。
それでも好きだと思えるのは、その欠点を大して問題視していないからですし、ちゃんと受け入れられているからではないでしょうか。
もちろん、社会的に問題のある欠点なら、修正させてあげられるくらいの器量が必要でしょう。それができないようなら本当の愛情とは言えないかも知れませんね。
欠点を「可愛いな」と思えるくらいに
友達の彼の話を聞いて、たとえその時は自分の彼が劣っているかも知れないと思っても、そこを欠点と認め、それでもいいやと受け入れられていれば問題はありません。むしろそういう点をどんどん愛していき、「可愛いな」と思えるくらいになれたらいいと思います。
私も結婚して主人と一緒に住むようになってから、主人にはたくさんの欠点が見えるようになりました。
でもそれらはどれも社会的に問題があるわけでもないですし、子供じみていて何だか可愛らしいです。
本当に彼のことが好きだと、多少の欠点は愛嬌に思えてくるものなのかも知れませんね。