O2Oの代表的な5つのメリット
このようなオンラインとオフラインを融合して利益拡大を行うO2O。企業にとってどんなメリットがあるのでしょうか?代表的なメリットを5つご紹介します。
1. 今までアプローチできなかったユーザーを来店促進につなげることができる
ソーシャルメディアやアプリでクーポン発行や有益なコンテンツ配信を行うことにより、友人から友人へとシェアされ、今までアプローチできなかったユーザーに商品やサービスを知ってもらったり、来店促進を促す事が出来ます。
2. 近くにいるユーザーに情報発信を行う事ができる
位置情報を活かしたソーシャルメディアやサービスを利用することで、近くにいるユーザーにクーポンなどの情報を発信することができます。それにより、お客様に来店を促す事ができるようになります。
3. 口コミによるファンの育成やブランディング、来店促進が可能に
いま、消費者の多くがFacebookやtwitterなどのソーシャルメディアで日々起こった感動的な出来事や面白い画像、行ったお店などを共有しています。企業側は、ユーザーが思わず共有したくなるような企画や商品、ストーリーを開発し発信していくことで、ユーザーにシェアされ、ファンの育成や、ブランディング、来店促進など様々なメリットが期待できます。
4.顧客ごとにピンポイントな販売促進が可能に
オンラインでの販売履歴やオフラインでの来店履歴を取得することで、お客様に合った情報やクーポンを配信できるようになります。それにより、お客様1人1人に合わせたサービスが提供できるようになり、顧客満足につなげることができます。
5.オンラインとオフラインの競合状態が緩和される
いままで、メーカーや小売店がECサイトをオープンさせると、販売チャネルとしてリアル店舗とECサイトが競合関係になってしまい顧客を奪い合ってしまうという状況が起こってしまうことがありました。
しかし、このO2Oの考え方を取り入れることで、両者が競合するのではなく、オンラインで取得したお客様情報でリアル店舗へ誘導をする、リアル店舗でのお買い物体験からオンラインへの購買につなげるなど、お互いを補完する役割付けを行う事が可能になりました。
まとめ
ユーザーがインターネットにいつでもつながるようになった今、リアル店舗で商品を決めスマートフォンを使って価格を調べてオンラインショップで買うユーザーも増えています。こうしたユーザーの特徴を捉えながら、リアル店舗とオンラインでの活動をどのように位置づけ、融合し、相乗効果を上げながら利益を上げていくか。このような戦略を立てていくことが、今後非常に重要になってきます。
今回は、O2Oの概要についてご紹介させていただきました。次回はより具体的にイメージできるようにケーススタディをつかってご紹介します。