Mac環境でのテストプログラム
では解説はこの辺りにして、Mac環境の方も、以下の内容を ホームディレクトリ/サイト/test.cgi として保存して下さい。1行目のPerlのパスが異なるだけで、Windows用のプログラムと同じです。
#!/usr/bin/perl -- use utf8; binmode STDOUT, ':encoding(utf8)'; print "Content-Type:text/plain;charset=utf-8\r\n"; print "\r\n"; print "こんにちは";
CGIプログラムのポイント3: 実行パーミッションを付ける
Mac環境では、CGIの表示テストをする前に「実行パーミッションの設定」が必要です。これは、Macを含めUnix系OS環境でのセキュリティ設定の方法で、「このプログラムは実行していいかどうか」のお墨付きを与える作業です。Webサーバ経由でCGIプログラムを実行する場合は、この設定がしていないとエラーになってしまいます。
「実行パーミッションの設定」には、ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。
chmod a+x ~/Sites/test.cgi
パーミッションを設定したら、Macでも動作確認が可能です。ブラウザから http://127.0.0.1/~USERNAME/test.cgi (USERNAME はログインに使っているユーザ名)にアクセスして「こんにちは」と表示される事を確認して下さい。
CGIプログラム作成の練習:美描時計を作ってみよう
では、せっかくPerlでプログラミングしていますので、表示の度に内容の変わるものを何か作ってみましょう。「美描時計」を作ります。
実際の作業の手順としては以下の順番で行いますが、ここでは2で作ったサンプルコードだけを掲載します。
- 静的なHTMLで表示のサンプルを作ってしまう
- 作ったHTMLコードを「Content-Type:text/html;charset=utf-8」のヘッダを付けて書き出すプログラムを書く
仕上がりはこんな感じになります。
美猫時計
最初に静的なHTMLファイルで表示のサンプルを作る時は、ホームページを作る感覚でサンプルの .html ファイルを作ります。このとき使うツールは何でも構いません。表示の度に内容が変わる部分には適当な値を入れて、ブラウザで表示確認まで完了させて下さい。後でそれをコピー&ペーストして、プログラムからの出力の「テンプレート(ひな形)」として使います。