Perl/Perlの基礎知識

初めての Perl CGIプログラミング(3ページ目)

Webサイトのフォームや、動きのあるページを作るために、Perlを使った簡単なCGIプログラミングを覚えましょう。最後には「美人時計」ならぬ「美描時計」を作ってみます。

井上 みやび子

執筆者:井上 みやび子

Perlガイド

Mac環境でのテストプログラム

では解説はこの辺りにして、Mac環境の方も、以下の内容を ホームディレクトリ/サイト/test.cgi として保存して下さい。1行目のPerlのパスが異なるだけで、Windows用のプログラムと同じです。

#!/usr/bin/perl --

use utf8;
binmode STDOUT, ':encoding(utf8)';
print "Content-Type:text/plain;charset=utf-8\r\n";
print "\r\n";
print "こんにちは";

CGIプログラムのポイント3: 実行パーミッションを付ける

Mac環境では、CGIの表示テストをする前に「実行パーミッションの設定」が必要です。これは、Macを含めUnix系OS環境でのセキュリティ設定の方法で、「このプログラムは実行していいかどうか」のお墨付きを与える作業です。Webサーバ経由でCGIプログラムを実行する場合は、この設定がしていないとエラーになってしまいます。

「実行パーミッションの設定」には、ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。

chmod a+x ~/Sites/test.cgi

パーミッションを設定したら、Macでも動作確認が可能です。ブラウザから http://127.0.0.1/~USERNAME/test.cgi (USERNAME はログインに使っているユーザ名)にアクセスして「こんにちは」と表示される事を確認して下さい。
 

CGIプログラム作成の練習:美描時計を作ってみよう

では、せっかくPerlでプログラミングしていますので、表示の度に内容の変わるものを何か作ってみましょう。「美描時計」を作ります。

実際の作業の手順としては以下の順番で行いますが、ここでは2で作ったサンプルコードだけを掲載します。
 

  1. 静的なHTMLで表示のサンプルを作ってしまう
  2. 作ったHTMLコードを「Content-Type:text/html;charset=utf-8」のヘッダを付けて書き出すプログラムを書く

仕上がりはこんな感じになります。

美猫時計

美猫時計


最初に静的なHTMLファイルで表示のサンプルを作る時は、ホームページを作る感覚でサンプルの .html ファイルを作ります。このとき使うツールは何でも構いません。表示の度に内容が変わる部分には適当な値を入れて、ブラウザで表示確認まで完了させて下さい。後でそれをコピー&ペーストして、プログラムからの出力の「テンプレート(ひな形)」として使います。
 

>次は: 「美描時計」サンプルコード
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