褒め言葉?けなし言葉?
私は男性ではないのですが、仕事をしている上で「こんな言い方もあるんだ」と思ったセリフがあります。褒め言葉なのか、けなし言葉なのか……。日本語って言う人の感情が違うと、違う意味になるので面白いです。仕事をがんばってる人
「仕事をがんばっている」はいいイメージですが、結果を残せていないケースだと「仕事をがんばっているけれど、結果を残せていない人」になります。「彼女は仕事をがんばっているね。」であれば単純な褒め言葉ですが、ある人の話題をしていて「ああ、あの”仕事をがんばってる人”ね。」となると「仕事をがんばっている態度は伝わってくる人」となります。褒め言葉のように聞こえて実は褒めていない言葉です。
一生懸命な人
これも、「仕事がんばってる人」とほぼ同じです。一生懸命さは伝わってくるけれど、ミスが多かったり、仕事を一生懸命しているアピールをしているだけだったりする人がいます。そんな人は「一生懸命な人」。「彼女は仕事に対して一生懸命なんだよ。」とフォローしているようでいて、実は違うこともあります。
考え方が若い
「考え方が」とついているところがポイントで、今、流行りの”ゆとり世代”と一緒で仕事に対するスタンスが多少ゆるいという意味が含まれています。若いと言われると嬉しいものですが、若いのは「考え方」だけ。年齢は重ねていても、考え方が若くて、発言者には考え方が理解できないのと同じ意味になります。
情報通
「あの人は情報通」はいい意味のようですが、仕事よりも情報集めに必死な人に対してだと皮肉にもなります。仕事をそんなにしていないのに人の噂ばかりしている人などに対して言う場合は、褒め言葉のようでいて褒め言葉ではありません。同義語で「情報センター」といった言葉もあります。男性は、本音で生きている生き物です。
なので嘘をつくのが嫌いな人もいたりして、仕事でもあまり社交辞令は言わない傾向にあるような気がします。ですが、二重の意味に取れる言葉を使って、上手に皮肉を言われている可能性があります。