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イケアに教えてもらった、ぐっすり眠れる寝室の作り方(2ページ目)

これから年末に向けては何かと忙しく、疲れがたまりがち。疲れを癒やすためにはしっかり眠るのが大切です。睡眠不足を放っておくと、疲れはどんどん蓄積されてしまいます。快適な新生活のカギは寝室にあり。イケア直伝、眠りの質を改善するための環境の整え方をご紹介します。

くろだ あきこ

執筆者:くろだ あきこ

インテリアショップガイド

眠りの質が成績に響く? 睡眠不足が招く不幸

イケア・ジャパンが、ロンドン、ストックホルム、N.Y、パリ、東京の5都市で20歳以上の男女1040名に対して行った「睡眠と生活に関する意識調査」によれば、東京在住者の平均睡眠時間は他の4都市に比べて最も少ないとの調査結果が。

しっかり眠れるベッドルームのつくりかた

普段一日当たりの平均睡眠時間が最も短い東京。7.3時間って多いほうじゃないの、って思ったアナタは要注意。睡眠研究の第一人者として知られる、医学博士で睡眠評価研究機構代表の白川修一郎先生によれば、科学的には5時間以下の睡眠が2日続けば”いつ事故を起こしてもおかしくない状態”で、各種の判断力が低下した非常に危険な状態と定義できるのだとか


また、東京在住者は約半数が睡眠に対して不満を持っています。これは、最も睡眠に対して不満を感じている人の割合が低いロンドンに比べると、約2倍。眠りについて、もっと真剣に考えなければならない人が多そうです。

しっかり眠れるベッドルームのつくりかた

睡眠に満足していない率は東京がワースト! しっかり眠れば「決断力が高まる」「アイデアが浮かびやすくなる」といったメリットがありますが、睡眠時間が少ないままだとそういったクリエイティビティは発揮しにくいですよね

睡眠不足により仕事の効率が低下したり、ミスを起こしたりするのは、私たちも経験的に実感しているところですよね。イケアの調査では睡眠不足による経済損失額も計算しているのですが、東京の損失額は4757億円(ワースト2位)という結果に。また、このうち、睡眠に不満を感じる人たちによる経済損失額は2870億円で、睡眠に満足している人たちに比べて約1.5倍多かったとのこと。

つまり、睡眠不足は経済的な面で損失を生み出しやすいということ。これはちょっと気になる調査結果ですね。会社員なら職場での評価、学生さんなら学業成績に、ダイレクトに影響がありそう。「やっぱりもっとちゃんと寝なくては」「せめて質を良くしなくては」という気になります。

じゃあ、どうやったら良く眠れるようになるのか。その秘訣は、実はインテリアにあるようなのです。

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