90年代ファッションが復活!トレンドに敏感な若者
(プロデューサー巻き、ネオンカラー、タイトスカート、クラッチバッグ)
近頃のファッション流行に関するアンケートでも興味深い結果が出ています。「あなたは最近、次にあげるファッションを取り入れましたか?(対象は女性のみ)」という質問に寄せられた回答からは、割と積極的に最新トレンドを取り入れようとするイマドキ女性のポジティブ姿勢が読み取れます。たとえば、「プロデューサー巻き」については「取り入れた」と「今後取り入れる予定」の合計が全体の23.7%に達しました。「ペンシルスカート/タイトスカート」は21.5%が、「ネオンカラーの衣料品」は20.9%が、「クラッチバッグ」は20.4%が取り入れる判断をしていて、いずれも2割以上の女性がトレンドに参加する態度を示した格好です。20%ということはほぼ5人に1人に当たり、かなりの受け入れ率と言えます。(参考記事: プロデューサー巻き・実践テクニック×5)
(参考記事: タイトスカートが大復活!)
プロデューサー巻きやクラッチバッグなどは、1980年代後半から90年代初めのいわゆるバブル期に流行したアイテムです。当時から約20年が過ぎてのリバイバルとなったわけですが、その受け入れ方は年齢層別でずいぶん違いが現れています。たとえば、プロデューサー巻きを「取り入れた」と答えた女性は20~24歳では30.4%にも達するのに、20年前にハイティーンだった35~39歳では12.5%。当時の記憶がまだ残る35~39歳は見送り、「バブルを知らない子どもたち」世代の20~24歳がブームの主役となった様子が見て取れます。クラッチバッグについても20~24歳は17.9%が手を出したのに、35~39歳は5.4%と、3分の1以下の乗り気で、バブルアレルギーとも呼べそうな反応を示しました。
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