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「さおだけ屋」公認会計士はNISAで何を買う?(3ページ目)

2014年1月からスタートする話題のNISA(少額投資非課税制度)。一体どんな制度で、お金持ちは何に投資するの? 初心者がNISAで投資するなら何を買えばいい? 著書累計350万部、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』著者の山田真哉さんに、FP山口が直撃取材しました。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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億万長者はNISAで何を買う?

――本に、ズバリNISAでは、TOPIXのインデックスファンド40万円、J-REIT40万円、国内株20万円を購入予定とあります。

山田:株は、今利益が出ている株を売って、同じものをNISA口座で買い直そうと思っています。

――今年まで株の売却益は10%の税金ですが、来年から20%ですからね。

山田:そうです。NISA口座だと売買手数料が無料される証券会社も多いので、もう一度買い戻して、今度はもっと上がることを期待します。そうすれば、売っても非課税!

――売らないんでしょ(笑)。毎月コツコツ積み立てはしないんですか?

山田:コツコツ買いは、“時間分散投資”というメリットがあると思います。 ただ、株の場合は、「いつ買うか」っていうのが大事。ドコモがiPhoneを出すかも?というのは、もう何年も前から言われてたでしょ。でも、どこで買うかはその人の判断になります。

――確かに。でも、お忙しいのに投資をする時間がよくありますね。アニメも見なきゃいけないし、ライダーは毎年変わるから変身方法も覚えなきゃいけないし、お芝居も映画も見に行きますよね?あ、それから本も読んで、お仕事も講演会から執筆、顧問先の訪問などなど。

山田:はい。アニメは毎週20本見ています。

――20本!?

山田:僕の場合、持っている株もエンタメ系や株主優待狙いの小売業が多いから、投資は資産形成というよりブライベートを充実させるツールですね。

――そんな風に考えると、NISAも始めやすいかもしれません。株の情報が載っている四季報もカタログ感覚で見られますね。1年で100万円まで投資できますから、投資信託で、毎月1万円ずつ買ってもいいわけですからね。

NISAスタートまでにやっておくこと

山田:NISA口座を持つということは、「株を買う」「投信を買う」と同義語なんです。多くの人にとって投資デビューのチャンスです。

――証券会社だけでなく、銀行でも郵便局のゆうちょ銀行でもできます。

山田:銀行や郵便局は、貯金の延長線上で投資を始めるイメージがあるので、とっつきやすいかもしれません。でも、銀行では、株は買えません。一度口座を開くと最低4年は他の会社に移せませんから、よく考えたほうがいいですね。

――今やっておくことは、金融機関選びですね。私は、今までお付き合いのある金融機関と、ネット証券と、対面で相談ができるところの3つを比べて、一番使いやすいところがいいと思います。

山田:そして、一発で買うか、分けて買うか。株も投信も一発で買うには、タイミングを自分で考えなくてはいけません。そんなの面倒だという人は、バランス型ファンドやインデックスファンドを毎月コツコツ買う“積立投資”がオススメです。

――NISAは100万円の中で一度買った枠は使えなくなりますので、買う計画を立てることも大事なのでは?

山田:すぐに売るのでなければ、大丈夫ですよ。投資スタイルは途中で変更すればいいので、悩まずに今できることから始めるのがいいと思います。そして口座開設キャンペーンがあるところを探す!

――細かいですね。億万長者なのに、なんて庶民的。おまけに、財布は長財布じゃなくて二つ折りですよね。

山田:そうです。ボロボロでレシートもクレカも、ポイントカードもいっぱい入ってます。Ponta、nanaco、Tポイントカード(笑)。そうそう、nanacoはセブンカードからチャージしてもポイントが貯まらないんですよ。知ってました?

――同じセブン&アイ・ホールディングスなのに?

山田:そうなんです。楽天のクレカでチャージしたらポイントが貯まるんですよ。

――知りませんでした。先生、クレカ対談はまた次の機会にしましょう。NISAの詳しい内容は、先生の本にわかりやすく載っています。10人の投資失敗談もあるので、初心者が必ずやってしまう失敗を先に見ておきましょう!

山田:次はクレカ対談ですね。クレカとポイントカードは大好きですから楽しみにしています。

――ありがとうございました。

■今日のまとめ
  • NISAの貯金から投資へは、国策だ!
  • 1万円でもやったほうがトク!
  • 初心者はバランス型ファンドやインデックスファンドを積み立てで買うのがオススメ
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