鉄道/鉄道関連情報

独断と偏見で選ぶ鉄道映画ランキング・ベスト5(3ページ目)

10月14日は「鉄道の日」。巷では、それにちなんだイベントや企画が盛り沢山である。TVや劇場でも鉄道が登場する映画の特集なども組まれる。そこで、「鉄道映画」ベスト5を独断と偏見で選んでみた。

野田 隆

野田 隆

鉄道 ガイド

名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。

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007ロシアより愛をこめて


オリエント急行

ボンドも乗った「オリエント急行」

1963年公開。テレンス・ヤング監督。出演=ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキほか。

いまだに新作が公開されている世界的大ヒットスパイ映画の第2作。主人公ジェームズ・ボンド役は、初代ショーン・コネリーが演じる。

ロシアのスパイとされる女性とボンドはイスタンブールから「オリエント急行」に乗って西欧へ向う。車中で様々な事件に遭遇しながら、ストーリーは手に汗握る展開となる。撮影の都合か、一部でイギリスの保存鉄道のものらしい車両が映るものの、寝台車や食堂車のシーンは格調高い車内を模したもので旅情をそそる。トルコ辺りでは、まだ蒸気機関車が全盛だった頃で、汽車の旅は懐かしい。

エンブレム

オリエント急行のワゴン・リ寝台車に取り付けられているエンブレム

オリエント急行が出てくる映画と言えば、そのものずばり「オリエント急行殺人事件」(1974)がある。優雅なフランス製蒸気機関車に牽引された列車の映像は忘れ難い。この映画の乗客の一人がショーン・コネリーで、彼は映画の中では、2回もオリエント急行で旅をしたことになる。ストーリーの面白さでは007の方が好みである。

鉄道の登場する映画は他にもたくさんある。まだまだ、紹介したいのだが、今回はこのあたりに留めておこう。


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