食のスーパーマン・荒岩一味とその家族の物語
■作品名クッキングパパ
■作者名
うえやまとち
■連載雑誌
週刊モーニング
■ストーリーと概要
1985年から現在まで『週刊モーニング』に28年にもわたり連載される九州・博多を舞台とした長寿作品です。
主人公の荒岩一味は、金丸産業の営業課長でありながら、プロ級の料理の腕を持ちます。
ありとあらゆるジャンル・国籍の料理に深い知識を持ち、さらに自分でも完璧に作ってしまう、いわば食のスーパーマン。
その荒岩が、折りある毎に得意の料理を作り、家族や友人、会社の上司や部下に振舞います。
その時に作った料理のレシピが誌面の1ページにわたり紹介されているのも特徴です。
■おすすめの理由
荒岩やその仲間が披露する料理はどれも自分で作ってみたいと思わせるものばかりです。
紹介されているレシピページだけを何年もの間、切り取って保存している知人もいるくらい、料理漫画として優れています。
しかし、「クッキングパパ」は単なる料理漫画ではありません。それは、荒岩ファミリーの成長の歴史でもあるのです。
登場人物たちが東京オリンピックの招致成功に湧くという内容の最新号によると、荒岩一味と妻の虹子は40代中頃、長男のまことは大学生、長女のみゆきは小学生。
ストーリーの進展とともに家族たちの行く末も楽しみで、きっと、7年後でもこの漫画は続いているのだと思います。