女がいない天国で天国鬱となった黒沢が蘇る
■作品名新黒沢最強伝説
■作者名
福本伸行
■連載雑誌
ビックコミックオリジナル
■ストーリーと概要
2003年から2006年まで『ビックコミックオリジナル』で連載された、「最強伝説 黒沢」の続編として、2013年11号から『ビックコミックオリジナル』で再開が開始されました。
建設会社で現場監督を務める44歳の黒沢。
対人関係にどこか不器用で、部下や後輩からも信頼を得られません。
そんな黒沢に、騒動が次から次に舞い込んできて、それらの修羅場を潜り抜けてゆくうちに、いつしか後輩たちからも信任を勝ち取っていきます。
そして、ホームレス狩りを行う暴走族との戦いで、暴走族を撃退したものの、頭部に一撃を喰らった黒沢は、祝勝会中に倒れ、意識を失っていきます。
それから8年、黒沢は死んでいなかったのです。
こん睡状態で身体は病院のベッドの上、そして魂は天国にいました。
■おすすめの理由
黒沢が蘇る理由がいかにも黒沢らしくて笑えます。
女がいない天国を、女を求めてさまよい、すっかり天国鬱となった黒沢。
好きな食べ物も、飲み物もあり、何も不都合が起こらない天国に対して「天国など意味がない」と、辛く悲しい現世に黒沢は戻ってきます。
黒沢が目覚めた病院は、ホームレスを襲撃した暴走族のリーダー・御木涼一が院長を務める病院。
今後の展開は、52歳で蘇った黒沢と前作で黒沢に関係していた登場人物との絡みが楽しみです。
黒沢の同僚だった坂口や浅井などはすでに登場していますが、黒沢と決闘して黒沢に心酔しきっている仲根秀平の登場を期待しています。