「美しい国の美しいバッグ」クラフトマンシップに敬服
(写真上左)職人歴30年:木村 巧氏 (写真上右)職人歴40年:鴨田 清氏 (写真下左)職人歴50年:清水 章次氏 (写真下右)職人歴50年:萩原 正臣氏
主に4人の匠が「BARCOS J Line」を支えています。経歴を見ると、一番若い職人でもキャリア30年のベテラン。4人のうち2人はその道50年と、気の遠くなるようなものづくり歴を刻んできたそうです。彼らが培ってきた熟練技がバッグに風格や本物感を寄り添わせています。同業のプロが手に取って舌を巻くような職人仕事が惜しげもなく注ぎ込まれていて、持つ人にも気品や大人ムードを漂わせてくれそうです。
例えば、ハリ箱型というのは、まず木型を作った上で、濡らした革を型に沿って張り、乾燥させた後に縫い合わせるこしらえ方。時間をかけた立体成形ならではの艶美な曲線が、その裏側にある手仕事の厚みを感じさせます。手彫りでオリジナルの木型を作るところから始め、革の曲線を生かしながら縫い合わせる仕上げ工程までこなしています。
練り上げられたクラフトマンシップを引き立てているのが、イラストレーターの大谷リュウジ氏が担当しているデザインです。受け継がれた加工技術を使いつつ、大谷氏がモダンなエッセンスを加えることによって、こしらえはクラシカルでありながらも、現代的なウィットに満ちた見栄えに仕上がっています。例えば、大谷氏がモチーフとして選んだ「ジャガー」は、躍動的な曲線や金具の爪などに写し取られています。こうした職人技とアートセンスの融合も「BARCOS J Line」の際立った価値と言えるでしょう。
「BARCOS J Line」はこしらえる人や仕上げる手順といった、ものづくりの原点にまで大胆に立ち返って、文字通りの意味で「最高」のクオリティーに挑みました。名だたる有名ブランドと肩を並べて、その真似のしようがないフォルムのバッグが堂々と鎮座しているのを売り場で見ると、日本人としても不思議と誇らしい気分になります。
【関連サイト】
BARCOS J Line
大谷リュウジ・オフィシャルサイト
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