心の描写がとても繊細な少女漫画
『ONE ‐愛になりたい‐』
■作者名宮川 匡代(みやがわまさよ)
■巻数
全4巻
■おすすめの理由
この宮川匡代先生の書いた『ONE‐愛になりたい‐』は、集英社文庫から発売されている全4巻コミックです。当時私が一番好きな少女漫画でした。
主人公であるさちよは、高校1年生で水泳部に所属する女の子。同じクラブに所属する男の子を意識し始めるのですが、同じ家に住む従兄弟の圭子とその好きな子がバッティングしてしまい……。
控えめでお人好しな性格のさちよは何かと損をすることも多く、何度となく2人の前には障害が立ちはだかり、涙なくしては読み進めることができませんでした。
この漫画は心の描写がとても繊細で、共感できる点も多く、いつの間にか自分が主人公になってしまったかのように夢中になって読みました。フンワリとしたタッチのイラストも個人的にとても好きでした。
最近胸がキュンとしていない人、コレを読めば胸がキュンと切なくなるはずです。まだ読んだことのない人は是非読んでみて下さい。昔読んだことがある方も、再度読み返すと違った面白みがあるかもしれません。