美青年に囲まれる花鹿は誰と恋をするのか?
■作品名花咲ける青少年
■作者
樹なつみ
■巻数
単行本:全6巻(白泉社文庫:全6巻、愛蔵版:全6巻)
特別編:既刊4巻(2013年12月現在)
■あらすじ
本編が1989年。その前にマハティ編もあるのですが、
マハティ編ではバーンズワース財閥の会長ハリーが生まれる前、
母のキャスリーンがラギネイ国王子、マハティと恋をして別れて……の話で、
ハリーの父親はマハティだったという話。
本編は、ハリーの娘、花鹿と花鹿の花婿候補3人の美青年+倣立人(ファン リーレン)、
美青年に囲まれる花鹿だが、誰と恋をするか?
花鹿はバーンズワース財閥の一人娘で、幼い頃に誘拐されかけ、その時に母を亡くしている。
そのため、孤島で暮らしていて、ちょっと世間からかけ離れた価値観を持つ娘。
美少女でもある。
父親からゲームとして、3人の花婿候補を紹介される。
1人目は、ユージィン。
絶世の美青年で、その美貌にひかれた女性との恋のもめごとで刃傷沙汰も数知れず。
自殺者もいる。自分もやがては死ぬという恐怖と闘っている。
2人目はルマティ、ラギネイの王子。
兄がいるが、王子としての天性のものを持ち国民から愛されている。
クーデターに巻き込まれていく。
3人目はカール、花鹿と似たような環境、ロゼンタール財閥の一人息子。
意地悪な姉がいて、いじめられるのがトラウマ。
仕事はできるが女性嫌い。
3人の花婿候補は、花鹿に出会って恋するが、花鹿が愛するのは立人。
だが立人は花婿候補から外されている。
華僑の大財閥・倣家の若き総帥である彼は、
華僑とのつながりを断つことはできず花婿候補から外される。
でも花鹿を誰よりも愛している立人は悩む。
恋愛心いっぱいだけど、それだけじゃない。
ラギネイの国のクーデターに巻き込まれ、ルマティは、追われる身に……。
ラギネイのマハティの孫にあたる花鹿も、だんだんと事件に巻き込まれていく。
■おすすめ理由
お金持ち、ハンサム、そしてどこか心がゆがんだ男どもに喝を入れる花鹿。
そして、みんなが花鹿にメロメロになって、
ユージィンなど、ペット扱いされても花鹿に命を捧げんまでの入れ込み用!
花鹿の背負う宿命は重く、普通の男では支えきれないという父ハリー
運命は花鹿を、誰のもとに運んでいくのか?
最近、特別編も連載されてますが、美形がいっぱい!