マンガ・コミック/口コミでおすすめの90年代の青年マンガ

強烈な個性で周囲の人は地獄の日々! 『地獄の家』

強烈な個性をもった怪物俳優、北晴郎。息子の享一や隣に住む名門芸能一家は、そんな晴郎に情景と崇拝、そして反発を覚えながらもいつも巻き込まれ、「地獄」のような日々を送っている。ある日、天才監督、怜子が享一主演の映画を撮り始めることで、その地獄は加速していくことに……。

投稿記事

俳優と監督、ふたりの個性がぶつかる戦い

■作品名
地獄の家

■作者名
王欣太(KING・GONTA)

■巻数
全2巻

■おすすめの理由
そこにただいるだけで、周りすべてが彼の色に染められる。そんな強烈な個性をもった怪物俳優、北晴郎。実の息子享一、隣に住む名門芸能一家、通称「星山ファミリー」は、そんな晴郎に情景と崇拝、そして反発を覚えながらもいつも巻き込まれ、隠しておきたい本性を暴かれ、「地獄」のような日々を送っている。

■あらすじ
ある日享一が喧嘩でつかまった警察署で知り合った洋子の妹、天才監督、怜子が享一主演の映画を撮り始めることで、その地獄は加速していく。役者の人格を破壊し、屈服させる怜子。それを余裕の表情で眺める晴郎。いまふたりの個性がぶつかる戦いの火ぶたが切って落とされたのだ……。


なんて書くと、どこのバトル漫画だとなりますが、王欣太(KING・GONTA)さんの作品は、少なくともわたしにとってはいつもそんな登場人物たちのガチンコ対決の様相を呈しているのですから、仕方ありません。

それにしても彼の作品はいつも引き込まれてしまいます。
この「地獄の家」も、ご紹介するにあたりちょっと読み返そうかと手に取ったらば。
結局分厚い上下巻をすべて読みとおす羽目になりました。

ほら、途中で止められないものってありますよね。

あと1ページ。でもここ好きなシーンだからもうちょっと、あ~でもここまで読んじゃったんだから、終りまで読んじゃえ。いやいや恐ろしい。時間泥棒さんです。いままでしていた作業やこれからの予定など、すべてすっとばしてその世界に引きずり込まれる、恐るべき吸引力。

そんな魅惑の王欣太(KING・GONTA)を、あなたもこの「地獄の家」で体験してみませんか?


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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