私が実際に行った体験談
ちょうど10年前の話です。私は実家は山形県でしたが、専門学校に入学と同時に新潟県に一人暮らししました。
当時付き合っていたのは同じ山形で同い年の子。
高校3年の途中で付き合ったため、進路で離れ離れになることは仕方ないにしろ、お互い寂しいと感じる、まだ青春真っ只中な時でした。
当時は、携帯電話にカメラ機能や折りたたみ機能などが流行っていて、
メール機能でよく会話したものです。
パケット定額というシステムはまだなかったと思います。
離れ離れの彼女に逢いにサプライズ
やはり、遠距離恋愛を数ヶ月も経つとお互い寂しくなるものです。当時車の免許も持っていない為、帰省手段は電車でした。
お金もバイトでやっとやりくりしていたため、簡単には帰れない。
それは彼女もわかっていたことでした。
しかし、我慢するといってもたまにメールで漏れる寂しさが伝わって、
自分もなんとかしてあげたい。
その時に、サプライズ演出を思いつきました。
自分は次の土日の休みに、彼女に逢いに電車で帰省することにしたのです。もちろん彼女には内緒です。実家の家族にも言っていません。
普段通り、メールのやりとりをして、土曜日は家で音楽や勉強をしているという設定です。
実際は、山形に帰省しています。多少の嘘はサプライズ演出のためご愛嬌。
ちなみにサプライズ費用は電車賃のみ(2500円)
サプライズでの難関ポイント
実は、山形から新潟、電車で3~4時間かかります。そして県境やトンネルを経由するので、当分電波が無くなる時があります。そこをいかに穏便にやり過ごすかが、自分の一番の難関でした。
いつも普通にメールしているのに、急にメールが送信されないとなると、あれ?ってなります。彼女は不思議に思うと電話をします。
そこで圏外でしたら、つながらないので、僕が電源を切って何か知られたくない不審なことをしているんではないか(浮気とか)となり、
喜ばせるためのサプライズ演出が一転、修羅場と化します。
まぁ、もちろん事前にお昼寝する等の対策メールは送りましたが。
そんなこんなで、なんとか彼女には知られずに彼女宅へ着き、呼び鈴を鳴らして……。
あとはご想像にお任せします!
もちろんサプライズは大成功でした!!
彼女のびっくりした後の第一声は
『どこでもドアで来てくれた!!』でした。
以上、サプライズ体験談でした。