4. 「これはあなたの担当でしょ」
家事を夫婦で分けて、それぞれの担当を決めているご家庭も多いでしょう。しかし、それにこだわりすぎると、ギクシャクします。決めた分担にかかわらず、手が空いた方が済ませて、その分別のところで助け合えれば、お互いに気持ちよく家事を進めることができます。たとえば「これはあなたの担当だから」とどんなに手がすいていてもお風呂は絶対に掃除しないというよりも、手が空いていれば「洗面所のついでにお風呂も掃除しておいたわ。今、手が空いてるなら洗濯物干してもらえない?」などと、お互いが柔軟に助け合えた方が、だんな様も気持ちよく参加してくれます。「あなたの担当」だから私は知らないとしてしまうと、だんな様も「義務感」が先に立って、モチベーションが下がってしまいます。
5. 「やればできるじゃない」
だんな様の家事参加を促すにはほめて伸ばすのが一番。しかし、子どもへの声掛けとは違い「やればできるじゃない」、という上からな発言は逆効果です。基本的には女性から尊敬される存在でいたいというのが男性の願いですから、この発言は、何かバカにされているように感じる方もいそうです。さらに「やればできる」=「普段はやらないから、出来ることがわからなかった」と考えれば、嫌味な発言にうけとられる場合もあります。妻の何気ない一言でだんな様のモチベーションが下がるか、上がるかが変わってきます。NGワードは封印し、上手な声掛けでその気にさせて、家事参加をどんどん促しましょう。