普通のコンパクトカーで車中泊、オートキャンプをするには?
軽キャンパーではない軽自動車やコンパクトカーでも1~2人くらいならオートキャンプはもちろん、車中泊も可能だ。条件としては軽自動車ならホンダのN BOXのように背が高くて荷室が広いモデル、コンパクトカーならマーチやヴィッツなどではなく、ホンダのフィットシャトルに代表されるコンパクトワゴン、もしくはホンダ・フリードやトヨタ・シエンタなどの背高系のコンパクトミニバンだろう。
軽自動車で車中泊に最適なモデルを上げていくと、上記のホンダN BOXやバモス/バモス・ホビオ、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タントあたり。
コンパクトカーでは、ホンダ・フィットシャトル、ホンダ・フリード、フリード・スパイク、トヨタ・シエンタ、日産ウィングロード、NV200バネットなどが考えられる。
軽キャンパーのような装備を自分で揃える必要がある
こうした軽キャンパー以外の軽自動車、コンパクトカーで車中泊やオートキャンプを楽しむ際は、荷物の積載に工夫を凝らし、車中泊するならエアマットなどのベッドメイクも必須だし、網戸のなどの暑さ対策やプライバシーと日差しを避けるカーテンも欠かせない。また、忘れがちなのが「走る」ということ。冒頭で記したとおり、取り回しや駐車などがしやすい軽自動車やコンパクトカーだが、逆に高速道路での走行安定性やパワーなどの面では厳しい場合もある。
とくに、重量の重くなる軽自動車の場合は、NAよりもターボの恩恵を強く感じる場合もあるだろうし、雨の高速道路など、走行安定性を考えると雪国でなくても4WDを選択したほうが無難な可能性もある。
まとめると、初めて挑戦するなら近場のキャンプ場などでまずは1泊、最悪のことも考えてコテージなどもあるキャンプ場にしておくのが無難かもしれない。最初が肝心で、もし楽しい思い出が作れれば、アウトドアを楽しむという選択肢が増えるから、旅やレジャー、ドライブの楽しみも一気に広がるはずだ。