Linuxの使い方/Linuxの基本

Linux どのディストリビューションを選択する?(2ページ目)

Linuxを使う上で、使い勝手や見た目に大きく影響するディストリビューションの選択は重要なポイントです。多くのディストリビューションの中から総合的に使いやすいディストリビューションを紹介します。

定森 大輔

執筆者:定森 大輔

Firefoxの使い方ガイド

Red Hat 系

Red Hat系のLinuxはアメリカのRed Hat社が開発または開発のサポートをしているディストリビューションです。多くのユーザ数と大企業による開発とサポートによる安定性とセキュリティーの高さが魅力です。

■Red Hat Enterprise Linux(RHEL)
企業向けに作られた有料版のLinuxで、サブスクリプション(サポート契約)による有料サポートとビジネス利用に耐えうる安定性が魅力。

■CentOS
http://www.centos.org/ (英語サイト)
Red Hat Enterprise Linuxの無料版で、デスクトップよりもウェブサーバー用のOSとしての人気が高いディストリビューションです。有料版との違いはサブスクリプションによるRed Hat社のサポートの有無です。企業用のRHELと同じ更新サイクルなので、最新のテクノロジーを試すというよりも安定性に重点がおかれています。

■Fedora
http://fedoraproject.org/ja/
REHLの安定性とパフォーマンスの高さをそなえつつ、最新の技術やデザインなどをいち早く取り入れている最新鋭のディストリビューションです。インストーラーのデザインも分かりやすく、使い方のビデオチュートリアルもあるので初心者にも比較的使いやすいディストリビューションです。

Slackware系

■OpenSUSE
http://ja.opensuse.org/
Slackware系で最も有名なディストリビューションでカメレオンのロゴが特徴です。Debian系やRed Hat系のディストリビューションに比べると日本のユーザー数が少ないので、ヘルプやサポートを得るのが難しいかもしれません。


上記のディストリビューション以外にも様々なディストリビューションがインターネットで配布されています。どのディストリビューションもそれぞれ長所と短所がありますが、Linux初心者には、直感的で分かりやすく、インストール後にすぐ日本語が使えるUbuntu、またはFedoraを試してみることをお勧めします。Linux Mintも使いやすく、親しみやすいですが、オペレーティングシステムの日本語化をする手間があるのが難点です。Linux初心者でもパソコンの知識がある方はぜひ試してみてください。

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で Linux 関連の商品を見るAmazon で Linux 関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます