節約/節約家計簿

貯まる体質になる先取り管理法

貯蓄も節約も後回しにしてしまわず、前に前にと「先取り管理」。これが貯蓄を増やし無駄使いを減らす家計管理法です。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

貯蓄も消費も予算を先取り!

貯蓄も消費も予算を先取り!

特に無駄使いをしているつもりはないのに、気付いたらお給料日前の通帳は残高はほとんど空っぽ。節約して残ったお金を貯蓄しようと思っているのに、結局貯蓄ができない……。

つい洋服を衝動買い。臨時出費をしてしまったので、その分今月はしっかり節約しなくっちゃ! と思ってたのに、結局いつもと同じくだらだら使ってしまい赤字に……。

皆さんはこんなことありませんか? これらの問題はいずれも、「先取り」ができていないダメなパターンの典型です。貯蓄も節約も後回しにしてしまわず、前に前にと「先取り管理」。これが貯蓄を増やし無駄使いを減らす家計管理法なのです。

貯蓄は先取り

何は無くとも貯蓄は先取りが基本です。収入が入ったら、まず貯蓄する分を別の場所に移してしまいましょう。いちばん良い方法は、自動積立などの勝手に貯まる仕組みを作ってしまうことです。

財形貯蓄や定額貯金などを利用すれば、いやでも先取りで貯蓄という形になります。またこれらのメリットは解約が面倒なこと。すぐに引き出せるような口座へ貯めるとつい使ってしまうという方にも貯まりやすいでしょう。

住宅資金や老後のための貯蓄などのような長期的な目標の貯蓄だけでなく、家族旅行や帰省費用など短周期で消費する目的のものや、急な冠婚葬祭や家電の買い換えなどの臨時出費も、家計が赤字になりがちなイベントです。これらは日常の消費とは別に予算を立てて貯蓄をすることをおすすめします。少額でもいいので、それぞれ目的に合わせて日頃から先取り貯蓄をする習慣を付けましょう。

そして、目的外の支出には気を付けて管理します。「新しい服が欲しいから家電用の積み立てから借りておこう」「今月の食費、ちょっと足りないから旅行積立を少し使っちゃおう」というような予算の貸し借りをしていると、ぐだぐだになっていつの間にか無くなってしまいがち。短周期で使う目的の貯蓄は消費があいまいになりがちですので、予算分けをした目的別の貯蓄はできる限り貸し借りをしないことをルールとしましょう。

消費も先取りしたお金で

物を買う時も「先取り管理」が大切です。ここは先取りで消費をするということではなく、先取り(予め予算立てをしたもの)のお金で消費をしましょうという意味です。

例えば、食費を3万円以内に収めたいと考える場合、毎日の支出を累計して最終的に予算内に収めようとすると、よほど計画的に使わない限り、管理が面倒だったり月末に予算が足りなくなったりします。なので、あらかじめ3万と決めるなら最初に3万は別の袋などに先取りし、1日1000円以内などのルールを決めて使う方が、管理も楽ですし予算も守りやすくなります。

ほかにも、衣服や趣味の物の購入費、外食費など、消費してしまってからその分がんばって節約しよう!と思ってもうまくいかないことがほとんどです。こうした支出は予め予算を先取りし、その予算内なら自由に使うというルールを決めて消費します。


家計管理や貯蓄が苦手な人ほど、先取り管理が大切です。新年度が始まる今、家計の仕訳を先取り管理法にし、赤字の無い貯まる体質作りを目指しましょう。
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