スマホの選び方～満足度第1位のHTC J Oneレビュー(3ページ目)

HTC J One HTL22　本体チェック

HTC J One HTL22は、4.7インチフルHD液晶を搭載し、クアッドコア1.7GHzのCPUにより高速動作を実現している。これまでの1.5GHz搭載機種とは、キビキビ感はひとつ抜けた印象だ。だからこそ、操作中もストレスを感じない。本体は、フルメタルボディが採用され、157gとやや重いものの高級感溢れるデザインだ。

前面

外郭は、四隅が丸みを帯びてはいるが基本は直線が基調となったデザインだ。ハードボタンレスの前面はフラットで約210万画素のインカメラがある。上部と下部にステレオスピーカーを備え、横位置では左右対称型になる。

ステレオスピーカーを備える前面

操作メニューはタッチ式でHTCのロゴの左右にあり、左が戻る[<]、右がホームとなっている。一般的な機種の戻るキーのデザインとは違う記号なので、最初は慣れるまでに戸惑うかもしれない。また2ボタン式というのも珍しい。

上面

背面に向かって裾広がりになる形状となっており、前面側に指が回り込むので電源のオンオフ時やホールド時しっかり力が掛けられる。小さなことだが、電源オンオフ時に保持が不安定になる感覚が全くなくなるので、なかなかよいアイディアだ。

左の棒形の電源キ－、右にヘッドフォン端子となっている。ヘッドフォンは、ワンセグのアンテナも兼ねているので、ワンセグ視聴や予約録画時にも装着が必須となる。

右側面

右側面には背面カバーが指で識別できるが、ほぼフラット。白色の塗装がされており、中央上側にトグル式で一体パーツの音量の上下キーを備える。音量ボタンは削りだしパーツとなっているので、触感、視覚的にも判別しやすい上、ボタンは縦に長いので上下の区別もつきやすくなっており、誤操作しづらい。

左側面

左側面も白色塗装されているのは同じだが、背面パネルが右側面より大きく張り出している。上部には背面パネルのロックを外すスライドキーがある。スライドキーを押し上げるとロックがはずれ、背面パネルが外れる。

左側面も段差は結構あり、左手で持った際に親指がしっかり掛かるので、ホールド感はかなり良い。

底面

底面にはmicroUSB端子を備える。

背面

底面はアーチ状の形状となっており、上面に約400万画素のアウトカメラを備える。カメラは背面パネルより少し内側に搭載されているので、背面を下に置いた際のレンズカバーの損傷に配慮されている。

背面カバーは外すと、SIMスロットとmicroSDスロットにアクセスできる。背面カバーは外せるが、HTC J One HTL22は2300mAhバッテリーの内蔵式なのでバッテリー交換はキャリアショップまたは販売店での持ち込み修理扱いとなる。

次のページでは、HTC J One HTL22の使用感をレポートしよう。