スマホ依存症という言葉が流行っています

先日All Aboutのストレスガイドの大美賀さんが、わが子をネット依存、スマホ依存にしない3つの掟(ストレス)という記事を書いていました。

中高生のスマホの利用を見ていると、一日中スマホを使って何かしているのが見て取れることがあります。特にいま夏休みなので、スマホの利用に拍車がかかっているように見えます。

そんな中高生のスマホ利用は、ガイドの観測範囲という断りをつけて(n=10くらいでしょうか?)実例を例示してみますと、
  • Twitterに1日中なにかつぶやいている
  • Twitterで1日中RT(リツイート)やFav(お気に入り登録)をしている
  • Twitterをやりながら裏でLINEで個別に話している
  • Twitterをやりながら時々TwitCasting(ツイキャス)で生放送をしている
など、一日中(徹夜までして!)、誰かしらと大人から見ると意味のない言葉遊びをしています。

大美賀さんが記事に書いているように、一日中ダラダラ使うのではなくメリハリをつけて利用してほしいと思っています。
※夏休みの宿題・課題とか大丈夫なのでしょうか……。

ちょうど2013年8月16日の日経産業新聞に
  • スマホ視聴率 混戦模様
    LINE・ツイッターが健闘
というような記事が載っていました。私が見た中高生のスマホ利用と実際のデータがリンクしているように見えます。

そんなスマホのアプリ利用は?

ガイドが約10人くらいの中高生を見てきて、誰も電子書籍アプリを利用していないことに気が付きます。特にみんなLINEを使っているのにLINEマンガアプリをまだ落としていない、落としていても電子書籍のマンガは読んだことが無いと言っています。

色々話を聞くとやっぱりコミックは紙の方がいいとか、スマホでマンガは読みにくい等の意見が出て来ました。ちょうどBookLiveが行ったアンケートがeBookUSERに掲載されており、若い人ほど紙の本が好きという傾向が有るようです。
若者は紙の本が好き

eBookUSERの記事


若い人ほど紙が好き――電子書籍に対する利用調査結果 - ITmedia eBook USER

電子書籍はスマホで伸びていると色々な書店から聞こえてきますが、実際はまだ、他のアプリとの競争状態でLINEやTwitterなどといったアプリとの可処分時間の奪い合いになっているということなんだと思います。

ツイキャスと電子書籍の相性

ツイキャス

ツイキャス画面。キャス主はスマホで生放送をします。


そんな中、『進撃の巨人』の11巻が発売される前日というか当日の朝3時、西日本に住む女子高校生のツイキャス(ラジオ配信)を聞いていると、「進撃の巨人11巻出るから買いに行かないと!こないだ売り切れていたから夕方あるのかな?」と言っていました。

ガイドがツイキャスのタイムラインに「電子書籍で買わないの?」と書き込んだところ、「だって電子書籍って目が疲れる?みたいな感じじゃん? ヤッパ紙だよ紙!」
と返信がありました。先ほどのように、電子書籍に対する誤解がまだまだいろんな年代層に有るようです。

そして、その後ツイキャスの画像は彼女が書いた進撃の巨人の絵が次々と差し込まれていて、それに対して、タイムラインでみんながツッコミを入れるという遊びに変わっていきました。

この時ガイドは思ったのですが、ツイキャス自体仮想コインの仕組みがあるので、幾らかのコインを使って電子書籍というわけではないですが、コミックの一部を利用できるような形などができると面白いのではないでしょうか? 仮想コインの消費分、版元にお金が返る仕組みにすれば、版元や著者に関しても問題ないように思います。

例えば、ツイキャスで『進撃の巨人』のコミックを使った紙芝居的朗読放送を行うユーザーなどが出てくると思いますし、それはそれで面白いコンテンツになるのではないでしょうか? 「イェーガー!」とかみんなで叫ぶ姿が目に浮かびます。

このようなことに近いニコニコ静画がありますが、ニコニコ静画のようにプラットフォームが提供するのではなく、ユーザーが主導で権利処理された形で電子書籍コンテンツを利用するという新しい電子書籍の利用形態が誕生し、それが版元や著者の収益化になるのであれば、『進撃の巨人』でなくても、眠っている良作もツイキャス経由で発掘できるのではないでしょうか?

電子書籍というか、版元は手元にあるデジタルコンテンツの使い方を新しいプラットフォームなどに向けてどんどん進めていくべきだと思いますし、それが本的な形態、例えば電子書籍のようにデジタルデータ化しただけではなく、コンテンツをどのようにデジタルデータ化しそれをどのようなデータの形で各プラットフォームに提供していくか?が問われているのではないでしょうか?

先進的な講談社のデジタル部門のことですから、すでにそういうアライアンスを始めているのかもしれません。もしそうだとするならば『進撃の巨人』の熱が高いうちにツイキャス等の新しいプラットフォームに電子書籍とは違った形でデジタルコンテンツを提供して行くことをガイドは期待してやみません。

個人的な考えですが、もう本という形式にこだわらずデジタルコンテンツという形でどのようにデータを展開していくか? そこでどのようにマネタイズしていくのか? 著者に収益を還元していくのか?を考える時期に来ているのではないでしょうか?

話がそれましたが、スマホ依存な中高生がいるのであれば、ただ、つぶやくだけでなく、出版社がもっと面白い仕掛けをスマホ依存の中高生に仕掛けてもいいのではないでしょうか? ツイキャスはあくまでも例ですが、中高生がスマホ依存しているんだからもっと楽しく生産的な形で何かを提供して行くこともできるのではないかな?と思っています。



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