家計簿・家計管理/家計管理の基本

家計を守る、5つのリスクコントロール方法

家計においては、毎月の収支の管理だけではなく、リスク管理も必要になります。「リスクに備える」というと保険を連想する人も多いかもしれませんが、実は他にも方法はあります。家計を守り、自分と家族を守るためのリスクコントロール方法をお教えします。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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お金のことは早いうちにどうにかしておこう

自分と家族を守り、安心して暮らすためには、家計のリスクコントロールが必須

自分と家族を守り、安心して暮らすためには、家計のリスクコントロールが必須

「いっちゃが、いっちゃが!どげんかなる(いいよ、いいよ、どうにかなる)」

私が住んでいる宮崎にはこのような方言があり、温暖な気候を象徴するかのように、柔軟な考え方の人が多いと感じます。しかし、常にこのスタンスでよいとは限りません。

「お金」のことを適当に考えていては、財布に穴が空いたようにお金は減っていき、どうにもならないことのほうが多いものです。前宮崎県知事の東国原英夫さんが言ったように、「どげんかせんといかん(どうにかしなければいけない)」というのが、宮崎県民だけでなく、多くの人の現実となっているのではないでしょうか。

自分の家計や人生についてリスクコントロールをしたうえで「なるようにしかならない」と考えるなら、「先のことは誰にもわからない、だからこそ今を精一杯生きよう」という前向きな姿勢といえるでしょう。

反対に、お金の知識ももたず、学ぶこともないのに「なるようにしかならない」と考えるのは、ただの現実逃避です。自分だけでなく、家族や大切な人を守ることもできない無責任な発言ともいえます。

今回は、家計を守り、自分と家族を守るためのリスクコントロール方法5つをお伝えしたいと思います。

方法1:保険でリスクをカバー

リスクに備えるために入った保険。場合によっては損になることも!?

リスクに備えるために入った保険。場合によっては損になることも!?

家計のリスクコントロールにはまず、「保険」という手段があります。

日本人は昔から保険が好きな傾向にあり、いろいろな保険に入っている人も多いはずです。長きに渡ってその保険料を払い続ける財力があるなら問題ないのですが、家計に対する保険料の比率が大きすぎると、負担になることでしょう。そして教育費がかさむ時期などに払い続けられなくなり、解約すると、納めた保険料の全額が戻ってこない「元本割れ」の状況を作り出し、結果的に損になります。

必要な時に必要な保障が足りない状況を作らないためにも、ライフプランを確認し、払い続けることのできる保険が望ましいですね。家計状況もライフプランも変化していくものですから、保険は定期的な見直しが必要になってきます。

また、車や家は、高額な買い物になるだけでなく、保有コストもかかります。特に、もしもの場合の補償額や賠償額は高額になり、貯蓄で賄えるものではないため、保険で備えておく必要があります。そのため、車や家を買う前には、保険料というコストがいくらかかり、継続して支払えるかどうかを確認しておく必要があります。

個々の保険の留意点は次の通りです。

■自動車保険・個人賠償保険
他人や他人の所有物に対しての保険は、できれば無制限が望ましいです。

■火災保険
時価ではなく、再調達価格(新価)での契約が望ましいです。また、建物だけでなく、家財道具にも必ず保険をかけること。

■地震保険
国が母体で、どこの保険会社から契約しても内容も保険料も同じですが、火災保険の上乗せとしてでしか加入できませんので、必ず火災保険とセットで入ってください。地震保険は家の建て替えや補修費を賄うものではなく、生活の再建が目的となっています。それだけ、地震が起きた時に経済的リスクというのは大きいということですね。

方法2:貯蓄でリスクをカバー

保険だけで人生のあらゆるリスクをカバーしようと思うと高額になり、家計に負担をかけます。また、保険で全てをカバーできるわけでもなく、やはり強いのは貯蓄です。

貯蓄と保険は併用することが大切です。緊急予備資金として、半年分の生活費(200万円程度)は手元にいつもあるのが望ましいですね。貯蓄があると安心感につながる上に、リスクへの備えだけでなく、形を変えて教育費やマイホームの頭金、旅行費などのために使うこともできます。

家計のリスクコントロール方法、続きは次のページで>>>
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