アンティークのクロスたち
写真のものはみんなアンティークですが、使い込まれた分、布がくったりと柔らかく、 独特の手触りになっていて、よい味わいを感じます。 右端のものなどは色もかなり変化していて、うっすらとしたベージュ色なのですが、 そんなになるまで大事に使っていたのだと思うと、粗末にも扱えなくなります。
レトロな色と柄が個性的。50年代風。
上の写真のものも蚤の市で購入した、ちょっと小ぶりのクロス。 これはオリーブオイルの広告用として作ったものなのでしょうか。 蚤の市を漁っていると、ときどき変わった面白いものにめぐり合うことがあって、 やっぱりやめられなくなります。お値段もかわいいものでした。
麻の白いテーブルリネン。手触りもいい。
これはキッチンクロスというか、テーブルリネンですね。やはりアンティークです。 白い麻のてろんとした布の感触がなんとも言えなく気持ちよい。ちょっと複雑な刺繍入り。 昔はリネンが高価で大切なものだったから、 各自自分の持ち物であることがわかるように、イニシャルを刺繍したりしていたそうです。
左はデパートで買ったクロス。右はモンマルトルの布屋街で測り売り。
パリではデパートやスーパーで気軽に買えるキッチンクロスが豊富にあります。 色や柄も様々でお値段だってそんなには高くない。友人へのお土産用に利用しています。 キッチンクロスなら、いらないって言う人も少ないでしょ。 シンプルな赤や青のラインだけが入ったものや、果物やチーズなどフランスらしい柄入りのもの、 エッフェル塔や凱旋門など、観光客が喜びそうな柄ものまであります。 またはモンマルトルの布屋街まで繰り出してみます。ここは日本でいう日暮里みたいなところ。 布専門店がずらっと軒を並べているのですが、 キッチンクロス用の布も巻き売りされています。長さを測って好きな分量だけ買えるしくみ。 長めに買っておいて、自分でエプロンやカーテンなどを作ってみてもよいですし。
アンティーククロスで作ったポプリ。右は手作りバッグ。
アンティーククロスの端切れでポプリを作ってみました。 南仏で求めたエルブ・ド・プロヴァンスというハーブミックスを中に入れ、 パリのメトロの切符をタグ代わりに針金でぐるぐる巻いて。 右は前田まゆみさんのリネン展で見つけて買った、クロスの手作りバッグです。 とてもシンプルで丈夫だし、結構重宝しています。 キッチンクロスがたくさん集まってしまったら、こんな風にリメイクするのも楽しいかもしれません。
●参考:キッチンクロスの買える店
キッチンクロスの専門店・kitchencloth.com
フランスリネンやnotebooks社のもの・HOUSEHOLD LINENS CLOVER
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