さっそくポットを載せてみるとこんな感じです。小さい方は 月兎のコーヒーポットにちょうどいい大きさ。うねうねと不規則にはみ出た曲線が シンプルなポットを引き立てる、不思議な面白さです。
大きいほうはル・クルーゼの20cmサイズにぴったりでした。人が集まるパーティーなどで、 こんななべしきがテーブルに置いてあったら、料理が運ばれるまでの話題作りにいいかも。 へんてこなカタチなのに、なぜかスタイリッシュな印象のテーブルになるのです。 白樺という素材のせいか、森林の清々しさも感じます。
このポットスタンドをデザインしたのは、ヘルシンキ工芸大学出身のデザイナー、 ヤニ・マルティカイネン。これは、フィンランドの国際的建築家、アルヴァ・アールトの生誕 100周年を記念して、1998年に行われたデザインコンペ「Alvar Aalto Centennial Year Competition」 で、デザイン賞を受賞した作品なのです。うむー、立派なアートだったのですね。 ヘルシンキのデザインミュージアムやデザインフォーラムなどでも紹介されているそうです。 彼は、アールトの代表的作品のひとつである、花瓶「Aalto Vase」の美しい曲線に魅せられ、 そのモチーフをポットスタンドに取り入れたのでした。ちなみに「Aalto Vase」はフィンランドの 湖をイメージしてラインを描いたそうですが、そういえば北欧といえばフィヨルドもある。 あの入り組んだ地形を身近に感じていたからこそ、このうねうねしたフォルムは、 自然に生み出されたデザインなのかもしれないですね。
入れ子にして壁にかけると個性的なオブジェに。
というわけで、実用的にポットスタンドとして利用するのはもちろんのことですが、 使わないときは引き出しにしまっておくのではもったいない。 ユニークで不思議な曲線は、アートとしてオブジェとして、インテリアをもっと楽しめるはず。 ただ壁にかけるだけでも、部屋の空気がくにゃっと曲がるような、印象深いコーナーができてしまいます。
まるで生きてるみたい
調子に乗っていろんな飾り方を試していたら、笑いがこみ上げてきました。 ひょこひょこと自由に動き回る、不思議な生き物みたいです。 フィンランドといえばムーミンの国。ムーミンは妖精の仲間だそうだけど、 この国ならこんな生き物がいたっておかしくはありません。
飾り方を考え出すと楽しくて止められなくなる
左はトレイに見立てて、小石やビン、ピッチャーなどをちまちまと飾ってみました。 「小さな旅の思い出コーナー」なんていうのが作れそうです。 右は大きなアフリカの木のうつわに、ただ無造作に投げ込んだ姿。 こんな無防備な状態でもきりっとアートを主張しているような気がします。 このポットスタンドは、飾り方を考え出したらキリがありません。楽しさ無限大です。
パッケージに描かれたイラストにも注目
商品名 マヤムー/ ポットスタンド
サイズ 大:W210×D175×H13mm 小:W146×D135×H13mm
価 格 大:\3,990(税込) 小:\3,150(税込)
All About STYLE STOREでも販売しています。
マヤムー/ ポットスタンド大
マヤムー/ ポットスタンド小