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上野・国立科学博物館で恐竜と遊ぶ! 学ぶ!!(2ページ目)

開催されるたび大変な人気を集めるイベント・恐竜展。夏休みなどを中心に全国各地で開催されていますが、“期間限定イベント”なのであっという間に終わりがきてしまうのが残念でもあります。そこで期間に限りがなく、いつ訪れても恐竜に会え、恐竜にまつわる最先端の研究成果に触れることができる『国立科学博物館』の常設展に注目。恐竜への興味を上野で深めてみませんか。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド


最初に現れるのはヒトの骨!

ヒトとバンビラプトル

最初の展示は私たちヒト! 隣は鳥類に近い恐竜・バンビラプトル

恐竜の常設展『恐竜の謎を探る』で最初に現れるのは、なんとヒトの骨! 「恐竜の骨格化石が展示してあっても、骨の名前が難しくて……」と、壁を感じる人が多いそうですが、実は恐竜とヒトは共通している骨が多く、名前も一緒。恐竜学の研究者はまず人間の解剖学を勉強することから恐竜の研究を始めるのだそうです。恐竜は決して遠い存在じゃない。私たち人間と関連づけて恐竜のことを知ってもらいたいという導入展示です。
発見から復元までのプロセス

発見されたての骨格化石は恐竜のものなのかも不明。ここから長い作業が始まります

次は、化石が発見されてから博物館に展示されるまでのプロセスを示した展示です。発見から復元までの流れが示されているのですが、発見された時、骨はまるでプラモデルのパーツがめちゃくちゃにまとめられているかのような状態。それを丁寧に発掘してクリーニングを行い、一体何の骨なのか研究し、推理を重ねて復元する……この長いプロセスを知ると、展示物を完成させるためには沢山の人の努力が必要なのが良くわかり、この後に控えている展示物を見る目も変わります。ちなみにここで例として取り上げられている鳥に近い恐竜・バンビラプトルは、真っ白な美しい羽毛に覆われて復元されていますが、羽毛が発見されているわけではないので色は今も不明だそう。本来はどういう色なのか、想像も広がります。

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