四季折々に変化する嵐山と大堰川が織りなす絶景をのぞむ
京料理の名店として知られる「たん熊」は昭和のはじめに高瀬川の畔で開店。戦後も両千家をはじめ、谷崎潤一郎などの文人や著名人に贔屓にされてきました。「熊彦」は、その「たん熊」から暖簾分けした「たん熊北店」と同系列の店で、先代が旅館だった建物を改築して創業しました。ちなみに「熊彦」の「彦」は、「たん熊」の長男という意味だそうです。
お店は、京都随一の景勝地・嵐山の渡月橋にほど近い場所にあります。2階の座敷からは、四季折々に変化する嵐山と大堰川が織りなす絶景をのぞむことができます。
「熊彦」の料理はもちろん「たん熊北店」の流れをくむ懐石料理を供します。夜は、おまかせで15,750円、昼のおまかせは6,300円ですが、ともに座敷を使用する場合はサービス料が15%加算されます。
しかし、もし時間が許せば、平安時代から京都のリゾート地として王朝人にも愛された嵐山の風情を満喫するためにも、座敷でゆったりと食事を楽しみたいものです。
嵐山という場所柄、1階では松花堂(3,675円)や湯豆腐会席(3,675円)などの手軽なメニューも味わえますので、嵐山・嵯峨野観光の昼食に便利です。
■熊彦 嵐山店
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町5-1
電話:075-861-0004
営業時間:11:30~15:00、15:00~21:00
定休日:木曜
HP:www.kumahiko.com/kumahiko/info.html
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