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iVDRで100時間の録画番組を持ち歩こう(3ページ目)

テレビ番組の録画は、テレビ機能付きのパソコン、あるいはBlu-rayレコーダーやテレビに接続したHDDで行っているユーザーが多いことだろう。今回は、番組録画、パソコンでの再生、外出の際の持ち出しのすべてに適したiV(アイヴィ)での楽しみ方を紹介する。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

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海外旅行や長期出張には最適なアイテム

冒頭に書いたように、iVは家庭内でのテレビ番組の録りだめに適している。ただ、メディアの保存場所さえ考えなければ、Blu-rayディスクに対するアドバンテージはそう多くない。

やはり、最適な利用シーンは、休日などにリビングで楽しむというものだろう。iVは長時間のコンテンツを1本のメディアに格納できるだけに、Blu-rayディスクのような「終了→取り出し→次のメディアを入れる」という手間が省け、ソファなどでくつろいだまま、好きな映画や音楽に浸りきることができる。

また、長期出張などで、大量の録画番組を持ち出したいときも便利だ。このような利用法は外付けHDDへの録画を利用しているユーザーには不可能だ。Blu-rayディスクでも5枚程度までなら負担は少ないが、枚数が増えるとやっかいなものとなる。アダプタを持ち歩く必要があるが、軽量なのでそう負担はない。見終わった番組が不要なら、外付けHDDとしてデータ保存用に使い回せるという利点もある。

HDDなので「落としたら壊れる」という心配があるのは事実だが、iVの耐ショック性能は高く、1メートル程度の高さから落としてもデータの損傷はない水準だ。一見すると丈夫そうなBlu-rayディスクも、盤面に傷が付いて再生できなくなることはよくある(DVDに比べると記憶部分が浅い)ので、持ち運びに注意が必要な点はそう違わない。

iVDR-Sのメディアは、現在は1TBが最大容量だが、2TBの製品も発売されるという情報もある。データ転送速度の向上のほか、4K映像や高音質のハイレゾ音源にも対応する計画が進行中だ。

購入には、日立マクセル製の「M-VDRS1T.E.MX3P」がお得だ。1TBのiVのカラバリ3本セットで3万円前後だが、1本ずつ買うよりもコストパフォーマンスが良い。「パパ用」「ママ用」など、色で分けておくと、家庭でももめ事なく楽しめるだろう。

録画機では、ダブルチューナーでiVスロット×1の「BIV-WS1100」と、トリプルチューナーでiVスロット×2の「BIV-TW1100」がある。iV初心者には前者をおすすめしたい。両製品とも、HDDは1TB、Blu-rayディスクドライブを備えているので、ふつうのBlu-rayレコーダーと同様の使い方もできる。

「ベルフィン・フィルの軌跡」

iVの特性を生かした「ベルフィン・フィルの軌跡」


また、コンテンツを保存したiVメディアもいくつか市販されている。人気の中国ドラマシリーズ「三国志」や、1930年~1950年代のハリウッド名作をセレクトした「クラシックムービーコレクション300」、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の名演を64時間分収録した「ベルリン・フィルの軌跡」などがある。

iVを活用することで、どこでもHD画質のコンテンツを楽しんでみてはどうだろうか。

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【関連情報】
国内のiVDR製品 コンテンツ(iVDRコンソーシアム)

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