ダンス/ストリートダンスの基本テクニック

ストリートダンスの基本:ランニングマン(2ページ目)

ストリートダンスの基本の中から、「ランニングマン」についてご紹介します。

三宅 正

執筆者:三宅 正

ストリートダンスガイド


体の使い方(2):ダウンの動作

ランニングマン(横)

図3:ダウンの姿勢(横)

次に、上げていた足を降ろしながら軸足を後ろに引き、結果として両足が前後に開いた状態を作ります(図3、4)。そうすることによって、自然と体が下がる=「ダウン」します。また前もって上げていた手は、身体が沈むのに伴って上がってきます。







ランニングマン(正面)

図4:ダウンの姿勢(正面)

[ポイント]両足を前後に開く際の重心を「初めに立っていた重心に向かって真っ直ぐ下げる事」です。身体の重心がずれてしまうと、次の動きに繋げることができません。また腕については、一見「自分の意思で腕を上げている」ように見えますが、実際には前述したように「体が沈むことで腕が自然と上がってくる」のに対し、少しだけ力を入れて、角度などを整える、が正解です。





体の使い方(3):引き上げの動作

(2)で前に出していた足を引き上げて、(1)と手足が逆の状態を作ります。

ランニングマン(間違い)

図5:間違った姿勢

[注意点]足を引き上げる時に、(1)でとっていた重心の場所に戻ります。この際、つい勢い余って最初の重心よりも後ろに足を持って行きがちなのですが(図5)、これは誤りとなりますので必ず重心を維持して下さい。

※ご自宅で練習される場合、ビニールテープ等であらかじめ最初の重心の位置や、開脚時の足の置き場をマーキングしておくのもオススメです。




体の使い方(4):繰り返し

(3)の姿勢から、(2)とは逆の手足で再び前後開脚します(「ダウン」)。 そして再び(1)の姿勢に戻り、(2)~(3)~(4)…と続けていけばステップ完成!です。

最後に

実際にはこれを音楽に合わせて行います。多くのダンス音楽は1(エン)2(エン)3(エン)~8(エン)の8カウントを4回=「4エイト(フォーエイトと読みます)」で一区切りになっており、今回は練習する音楽の「1」に当たる部分で(2)の動きをとり、次の「(エン)」の部分で(3)の動きをとります。結果として、オンカウント=1,2,3,4… 毎に1回ずつ、両足を前後に開けていればOKです。

それでは皆さん、鏡やガラスなどに映る自分の姿を確認したり、もしくは携帯で自分の動きの動画を撮ったりしながら、繰り返し練習してみて下さい!


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