『ドラゴン桜<韓国版>』
お受験大国の韓国でも高視聴率を記録
教師役を演じたのは、日本版の阿部寛に負けず劣らぬカリスマ性と濃いキャラクターを持つキム・スロ。長谷川京子が演じた女教師役には、韓国を代表する映画女優ペ・ドゥナ。そして日本版の生徒も豪華でしたが、韓国版も、山下智久=子役からいつのまにか美しい青年に成長したユ・スンホ、長沢まさみ=映画「グエムル―漢江の怪物」のコ・アソン、小池撤平=イケメン成長株のイ・ヒョヌ、新垣結衣=女性アイドルグループT-ARAのジヨン……と、負けてはおらず“コンシンドル(コン=勉、シン=神、ドル=アイドル)”と呼ばれて、人気を集めました。
基本的には日本のものに忠実にリメイクされていますが、生徒の家庭環境やキャラクターが韓国流にアレンジされていたり、日本よりも長い全16話で描かれるゆえに、よりきめの細かい演出がほどこされているのが見どころです。
お受験大国で知られる韓国だけに関心が高い内容で、最高視聴率27.4%を記録しましたが、逆に学歴至上主義を助長するとの批判から、早期終了を求める声もあったよう。それもまた韓国のお国柄が表れた現象といえるでしょう。