韓国ドラマ/おすすめ韓国ドラマ・コメディー

おすすめ韓国ドラマ3<リメイクドラマ編>

ここ数年の韓国ドラマ界で目立つのは、日本のドラマのリメイク。ひとくちにリメイクといっても、日本のドラマを比較的忠実に再現したものから、韓国風の味付けにアレンジしたものまでさまざまです。今回は、リメイクドラマの中から、私のお勧めの3本をご紹介いたします。

安部 裕子

執筆者:安部 裕子

韓国ドラマガイド

2013年の上半期だけでも『その冬、風が吹く』(『愛なんていらねえよ、夏』)、『職場の神』(『ハケンの品格』)、『女王の教室』の3本が制作された日本のリメイクドラマ。下半期にも、『家政婦のミタ』と『1リットルの涙』のリメイクが予定され、早くも話題を集めています。

日本のドラマは小説や漫画などのしっかりした原作がある場合が多く、わかりやすい感情表現の韓国ドラマとは対極の繊細な感情表現が描かれることから、韓国のドラマ制作者たちから注目されるようになり、2007年あたりから、盛んにリメイクされるようになりました。

しかし、すでに内容や結末がわかってしまうリメイクドラマゆえに、視聴率面では苦戦する場合もあります。

韓国医療ドラマのパイオニアとなった『白い巨塔』

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キム・ミョンミンの迫真の演技に注目

日本で何度も映像化されている『白い巨塔』。山崎豊子の原作小説は韓国でも人気があることから、2007年にドラマ化されました。正確にいうと韓国版『白い巨塔』は小説の版権を買ったもので、日本のドラマのリメイクではないのですが、本作が高視聴率を記録したことにより日本のドラマが注目されるようになりました。

もちろん、韓国にも医療現場を舞台にしたドラマはありましたが、医師と患者たちのヒューマンストーリーのようなものが多かったため、組織の中の対立構造に着眼した骨太のストーリーが新鮮に受け入れられ、大きな反響を巻き起こしたのです。

原作の財前五郎にあたる主人公チャン・ジュニョク役を演じたキム・ミョンミンは数々の賞を受賞し、押しも押されぬトップ俳優に。また、本作のヒットによって医療ドラマが盛んに制作されるようになり、人気ジャンルとして定着するに至りました。

これまで韓国ドラマでは不可欠であった恋愛要素を排除する一方で、原作には描かれていない情愛を盛り込んだことが韓国版『白い巨塔』の特徴で、韓国版にしかないオリジナルエピソードもあるので、日本版のファンの方々にもぜひ見ていただきたい作品です。

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