毛利輝元が創設した、中国地方の要の城
戦国時代の末期、豊臣秀吉が政権を掌握していた1598年に、五大老の一人として重要な地位にあった毛利輝元が、中国地方の要に広島城を創建しました。鯉城の別称をもっています。日本100名城の一つに数えられるばかりでなく、名古屋城、岡山城とともに日本三大平城と賞されることもあります。毛利氏の居城となった後、江戸時代には福島氏、次いで浅野氏が広島城に入りました。
広島藩42万6000石の時代には、5重と3重の大小天守群の他、88基にも及ぶ櫓が建造されていたと伝えられています。創建当時の建築物は、第二次世界大戦の原爆投下によって、残念ながら倒壊してしまいましたが、1958年に復元されました。
5層の大天守は、歴史資料館として公開され、広島城の構造、毛利輝元による広島築城、広島藩の成立から幕末にいたるまでの歴史に関する資料や模型が展示されています。
最上階の展望室からは、旧広島市民球場や原爆ドームなどの広島市街地を一望することができます。
■広島城
住所:広島県広島市中区基町21-1
電話番号:082-221-7512
料金:大人 360円、小人 180円
営業時間:9:00~18:00(入館は17:30まで)
定休日:年末、臨時休館あり
アクセス:www.rijo-castle.jp/rijo/main.html
HP:www.rijo-castle.jp/
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