世界に生育する植物を栽培展示
いつも何気なく通り過ぎている道なのに、雨の後、ふと香りに誘われて見回せば、可憐な花が咲いていたのに気づいたことは、ありませんか?雨で空気があらわれたお陰か、はたまた空気中にみちた水分を触媒として香りを運んでくれるのかわかりませんが、雨の日はいつもよりも草木や花々が香り高くなる気が私はします。
そして、そんな雨の日にこそ楽しめるのではないかと思うお勧めのスポットが、熱帯から乾燥地帯、高山に極地圏と、世界の様々な気候帯に生育する植物を栽培展示している「咲くやこの花館」です。
雨の季節である梅雨の時期に見ごろをむかえるのは、ジャカランダ。世界各地に街路樹として植えられ、南米に移民したひとびとの間で、日本の桜のように親しまれている花です。
桐の花に形が似ておりまして、色も紫色で、最初にその話を聞いた時は「桜?」と思ったものですが、雨期に一斉に花を咲かせるさまは、まさに桜です。
その他、極楽鳥花ににた形の、ハチドリが必死に空中でホバリングしながら蜜を吸う、ヘリコニア。そして、図鑑ではよく、子供が載っている写真で紹介されるオオオニバス。夕方から咲き始める可憐な白い花は、甘い香りで酔わせてくれます。そうそう、レイの材料として有名なプルメリアも、咲いていますよ。
館内は全体がガラスで覆われた温室ですから、雨の日でも傘いらずの「咲くやこの花館」で、思う存分、花々の香気に酔いしれてください。
■咲くやこの花館
住所:大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163
電話番号:06-6912-0055
料金:大人500円
営業時間:10:00~17:00
休館日:月曜(休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
アクセス:www.sakuyakonohana.com/access.html
HP:www.sakuyakonohana.com/
※データは記事公開時点のものです。