バラエティー豊富なおもちゃが並ぶ「エルツおもちゃ博物館」
エルツおもちゃ博物館は、長野県北佐久郡の軽井沢町に建つドイツ・エルツ地方のおもちゃをテーマとする博物館です。近隣にある絵本の森美術館、ピクチャレスガーデンとともに、ムーゼの森を構成しています。チェコとの国境の沿って広がるドイツのエルツ地方は、1168年には西部で銀、14世紀には中、東部ですずが発見され、鉱物採掘の中心地として発展しました。ところが、その繁栄は長くは続かず、世界経済の流れの中で17世紀には衰退してしまいました。
坑夫達は、鉱物採掘以外の仕事をしなければならなくなり、森に豊富にある木を利用した手工業に目をつけました。様々な木のおもちゃが作られるようになり、デザインも磨かれ、エルツ地方を代表する工芸品が生まれるようになりました。300年以上の歴史を経て、伝統工芸として高い評価が得られるようになりました。
エルツおもちゃ博物館には、エルツ地方に伝わる木工おもちゃや、ユニークな知育玩具を収集、展示しています。館内は、A展示室、B展示室、C展示室と3つに分かれ、バラエティー豊富なおもちゃが並んでいます。
ショップやカフェも充実し、木のおもちゃの店では、くるみ割り人形、パイプ人形、クリスマスピラミッドなど、森の生活館では、ナチュラル雑貨や、テーブルウェアなどのアイテムが揃っています。
■エルツおもちゃ博物館
住所:長野県軽井沢町長倉193
電話番号:0267-48-2009
料金:大人 600円、中学・高校生 400円、小学生以下 無料
営業時間:3~11月 9:30~17:00、12・1月 10:00~16:00
定休日:火曜(7~9月は無休)、12・1月 火~金曜,冬季休館あり
アクセス:museen.org/access.html
HP:erz-museum.org/
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