女子なら出来るようになりたい「着物の着付け」
祖父のお葬式がきっかけでした。お葬式の前に喪服を手早く着る叔母達を見て驚きました。
叔母達の年代では普通なのかも知れませんが、いつの間に着付けなんて習っていたのか、と。
そして美容師の姉が呼ばれ、帯締めのお手伝い等をしているのを見て何も出来ない私は
「私も少しでも役に立ちたい。簡単な着付けくらい自分で出来るようになりたい。」
と思いました。
タイミングよく最近着物にハマったという友人が行きつけのリサイクル着物屋さんに行くというのでついて行く事に。
そこには大正ロマンやアンティーク調のとても素敵な着物がたくさんありました!
なんて可愛いの!?
私の着物のイメージは、いわゆる紬と呼ばれる、無地で地味なものというものだったので、ここで私の着物に対するイメージががらりと変わりました。
「着物は自由に気軽に楽しんでいいし、古着だと全然高くないし、一緒に京都を着物デートしよ!」
という友人の言葉で着物に対する敷居がぐっと下がりました。
着付け教室に通っている人の年齢層は以外と若く、若い方は高校生や大学生もいて、平均20~30代の方が多くて驚きました。
帯結びを何回も練習するとクタクタになりますが、皆さん楽しそうにしています。
そんなこんなで着付けは女子力アップの為に始めた訳では無かったのですが、結果的にいくつか良い事がありました。
■女性らしい仕草が身に付く
着付けている時の姿勢から仕草から歩き方など、無意識にいつもよりも丁寧に上品になります。
そして着物を着ていると、背筋も伸び、他人の視線もいつもより集まるので気持ち的にもシャン!とします。
■褒められる
道行く人やお店の人によく褒められます。
毎年お正月には毎年着物を着ておばあちゃんに会いに行っていますが、とても喜んでくれます。
■季節に敏感になる
着物は柄や生地等によって着られる季節が限られるものがあります。
梅のつぼみが出て来たら、「あ! 梅の柄の帯があった!」など周りの自然に注意がいくようになり、一年がもっと楽しくなり日本がもっと好きになります。
着物なんて着る機会無いなんて思っていませんか?
結婚式、お宮参り、入学卒業式、お茶会……
もっと気軽に 記念日デート、女子会、花火大会、いつものデート、ちょっとお買い物。
着物を着るだけでいつもの日常が、もっと素敵な日々になりますよ。