いよいよ、AIZUマウントエクスプレスに乗車
待つこと数分で、日光からAIZUマウントエクスプレスがやってきた。この駅で進行方向が逆になるため4分程停車。その間に運転士は席を移動する。東武日光行きの普通電車と同時発車。すぐに分かれて鬼怒川温泉を目指す。幸い車内は空いていたので、席はより取り見取り。但し、窓と座席の位置が合っていないので、車窓を快適に眺められる席は限られる。デッキのない車内ではあるが、ドア付近に会津・日光と書かれたアーチのようなものが立っていて、それをくぐって座席に向かうようなユニークな構造になっている。
トンネルと鉄橋が多い野岩鉄道の旅
鬼怒川温泉でスペーシアからの乗り継ぎ客を拾い、やや車内が賑やかになって出発。新藤原からは、野岩鉄道に乗入れる。1986年開業の比較的新しい路線だけあって、高規格で急カーブはなく、その代わりトンネルと橋梁が極めて多い。見晴らしの良い渓谷を鉄橋で渡ったかと思うと、長いトンネルを抜け、また鉄橋の繰り返しである。全線約30キロを各駅に停車するにもかかわらず34分で走り抜け、会津高原尾瀬口からは会津鉄道の路線に入る。鉄道会社が代わると言われなければ気付かないほど、1本の路線として連続していて、停車時間も僅かで発車する。