「カーディガン着こなし(プロデューサー巻き)」進化系相次ぐ
便利な羽織り物の筆頭格がカーディガン。シワにならず、丸めてバッグに入る上、温度調節にももってこい。ジャケットとは違って、軽やかさやリラックス感も漂うから、着こなしにヌケ感を加えたいときも使えます。そんな万能カーディガンはアレンジ術も進化。海外ファッショニスタに多いのは、このように袖を通さない「肩掛け」スタイル。動くたびに腕がチラリと覗く様がフェミニンな風情。腕を部分的に隠すから、二の腕をカバーしつつ、華奢に見えるのもこの羽織り方のいいところです。【CONTENTS】
Page 1:◆復活を果たした「プロデューサー巻き」
Page 2:◆「プロデューサー巻き」ベーシック版
Page 3:◆「プロデューサー巻き」エレガント版
Page 4:◆ストール風、腰巻き、斜め巻き
復活を果たした「プロデューサー巻き」
日本で大ブームを巻き起こしている「プロデューサー巻き」。袖を通さないで、肩に掛けて巻く着方です。80年代末~90年代初めのバブル期にはやった巻き方がいわゆる「業界人」っぽいということで、いつの間にか、このようにネーミングされました。一時期はすたれた感じがありましたが、2年ほど前からジワジワと復活を遂げ、今シーズンは本格的にブレイク。ここ5年ぐらい、ストールやスカーフなどの掛け巻き物がはやっている延長線上として人気が出ているよう。しかも、カーディガンの場合、寒ければ袖を通せるので、温度調節がしやすい。視線が上半身に向かう分、腰から下がシャープに見えるのもありがたい。70年代にプレッピーやハマトラがはやったときもカーディガンの肩巻きに人気が出ましたが、その20年後の90年代にブームとなり、そしてさらに20年を経て、再びアップデートされた格好です。
今回は、すぐに真似できる「プロデューサー巻き」の実践テクニックをレクチャーします。無造作に掛ける人が多いのですが、一工夫するだけで見栄えがぐっと整うので、覚えて損のないアイデアです。しかも簡単。夏だけでなく、秋も活躍してくれそうだから、参考にしてみてください!
次のページでは、「プロデューサー巻き」ベーシック版!