律儀で几帳面だけど、意外と根性あり!
ホームベースもスッキリと直線で仕上げてあり、壁にぴったり寄せやすい
最初に、ホームベースをセットし本体を充電します。ホームベースは、掃除機本体の下に入り込むような板の部分が無く、非常にスッキリしています。壁に設置する側が直線なので置きやすいのも◎。本体のデザインも液晶の操作パネルがロボットらしさを醸し出しています。PCのように、マシン自体を起動してお掃除開始です。
始動直後は家具や壁に沿って直線で動き、空間の大きさを把握
ホームベースからスタートすると、始動開始の音がとても印象的。ウィーーーーーーンという、いかにも出動~! というような臨場感あるモーター音は、まるでサンダーバード(世代を感じますか?)のようです。このマシンの場合、ある程度の広さがある部屋の場合、4m×4mの大きさに区切って、エリアごとに掃除をするとのこと。確かに、スタート直後は部屋の外周を回るように壁際にそって動きだしますが、ある程度進むと直角に曲がり、掃除をする範囲を決めるように動きました。
家具の凹凸にある角にもピッタリはまろうと頑張る姿がいじらしい
エリアが決まると、その中を雑巾がけのように直線でジグザグ進む律儀な動きが特徴です。進行方向に直角部分があるので、壁際にぴったり近づいているという印象がします。特に、コーナーでの丁寧な動きは好感が持てました。一度通過したところは基本的には行かないタイプで、見ていて非常に効率良く動いているといえるでしょう。
椅子の脚に乗り上げて四苦八苦していたが、その後自力で脱出
D型という形のせいもあり、椅子の脚など狭い空間は小回りが利かずやや苦手な様子。しかし、椅子の脚に乗り上げていたことがありましたが、それでもあきらめること無く、何度かトライして見事自力で脱出し、何事も無かったかのようにスムーズに動いていました。問題回避能力もなかなかあると感じました。
薄手のキルティングの敷き物でも巻きあげること無く通過している
サイトの製品紹介に「床の敷居やカーペットの段差で立ち往生することはありません」とあるように、段差や敷き物への乗り上げも問題なし。薄手の柔らかい敷き物が苦手なロボット掃除機が多いのですが、ガイド宅では難なく乗り越えて隅々まで掃除をしてくれました。直座りで床に敷き物を敷くことが多い日本にとっては、心強い性能です。
取り説には、ホームベースの左右には50cmずつのスペースが必要と書かれている
ただ、ホームベースに戻るのが苦手なのか、2回に1回は戻れなくなっていました。取り説に、ホームベースの周囲には、前方左右にそれぞれ50cmのスペースが必要と書かれている通り、周囲に家具など障害物があったのが原因かと……。しかし、リビングなどで1mの空きがある壁はなかなかありませんので、設置場所の確保は大変かもしれません。
侵入して欲しくないエリアを囲む黒い磁気テープ
いくら障害物を避けるとはいえ、ぶつかったり入って欲しくない場所もあるものです。そんな時は、同梱されている磁気テープでエリア設定ができます。黒いテープ状のモノを床に置くだけでOK。ロボット掃除機がそのラインを超えることはありません。この磁気テープだと、赤外線で仮想壁を作るタイプよりギリギリまで近寄れるのが良いところ。やや原始的だが、確実にエリア設定ができるのは便利だと感じました。
いよいよ、肝心の掃除力です! ゴミはどれくらい取れたのでしょうか?>>