明るさ重視のカメラと長時間再生できる音楽機能
もう1つ、特徴的な要素となるのがカメラです。SH-02Eは有効画素数約1630万画素という、非常に解像度が高いCMOS素子を採用していました。ですがSH-06Eは1310万画素と、解像度はややダウンしています。しかしその分、強化されているのが“明るさ”です。SH-06Eのカメラは、F値1.9と、従来機種(F値2.5)と比べ、非常に明るさを重視したレンズを採用しています。それゆえ暗い所での撮影で、ノイズが少なくより綺麗な写真が撮影できるのはもちろんのこと、動く被写体を撮影する時のブレを低減するのにも大いに役立ちます。またSH-02Eに搭載されていた光学式の手ブレ補正機能も継続して搭載されているので、よりブレに強いカメラに進化したといえるでしょう。
またカメラ機能においても、インターフェースの変化が特筆すべき要素の1つとなっています。前機種まではカメラ画面に、各種設定メニューのアイコンが常に表示されていたため、撮影画面が狭い印象を与えてました。ですがSH-06Eでは、各種設定を呼び出すメニューボタンが左下に設けられ、設定アイコンが大幅に減少したことにより、被写体を広い画面で、大きく映しながら撮影できるようになっています。
カメラに並び、スマートフォンで多く利用されている音楽機能についても、強化がなされています。Wolfson社の音声処理LSIと、シャープの省電力技術を組み合わせることで、高音質を実現しながら長時間再生ができる仕組みを整えたのです。通勤や通学などで、スマートフォンで長時間音楽を聴いている人も多いかと思いますが、そうした人達には非常に嬉しい機能となるのではないでしょうか。
SH-06EはフルHDのIGZOディスプレイを搭載し、スマートフォンに求められている大画面と省電力を両立しながらも、より持ちやすく、より使いやすく強化がなされたハイエンドモデルといえます。スマートフォンで色々なことを、長時間、安定して利用したい人に、特にお勧めできるでしょう。
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AQUOS PHONE ZETA SH-06E
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