株主優待は株式投資の楽しみの一つ
まいど、相場の福の神こと藤本です。株式投資には、二つの楽しみがあります。安く買って高く売り、その差額を儲ける売買益(キャピタルゲイン)と、株式を保有しているだけでもらえる配当と株主優待(インカムゲイン)です。この配当や株主優待は、ある特定の日(権利確定日といいます)に株式を保有していればもらえます。ほとんどの企業の場合、決算に合わせて配当や株主優待の権利確定日を設定しています。
7月の株主優待権利確定銘柄
7月に株主優待の権利確定日のある銘柄は非常に少なく、随時確定の銘柄を除くと18銘柄しかありません。下記がその一覧表です。その中で、藤本が気になる銘柄を順番にご紹介しようと思います。今回は、缶コーヒーで有名なダイドードリンコ(2590 ・東証1部)です。
【2590】 ダイドードリンコ (東証1部)
大阪市北区中之島に本社があるダイドードリンコ。缶コーヒーで有名な独立系の飲料大手です。■株式データ
株価:3825円(6月26日終値)
単元株数:100株
予想PER(連):14.2
PBR(連):0.81倍
予想配当利回り:1.57%
時価総額:約633億円
■株主優待
権利確定日:1月20日、7月20日
優待がもらえる株数:100株以上
優待内容:3000円相当の当社グループ製品詰め合わせ
■株価の推移
3月28日高値4495円、5月13日高値4475円と二つの高値を付けて反落。今しばらく、安値圏でのもみ合いが続きそうです。しかし、株価指標面では、PBRが約0.81倍と割安感もあるので、日柄調整後は再度上値追いが期待できそうです。
■注目ポイント
売上の約9割が自動販売機にて販売されており、価格競争が厳しい量販店経由の販売はわずか。デフレの波に巻き込まれにくい点が、かなりユニークです。
「製造と物流を外部委託する」同社独自のビジネスモデルを確立しており、限られた経営資源を製品企画と自販機販売に集中投入することで、同業他社との差別化を図っています。一方で、フルーツ加工のたらみを買収し、同社が持つコンビニなどの販売ルートを活用する販促にも努めています。
株主優待で年2回も自社製品の詰め合わせをもらえるのが、個人投資家には好評のようです。
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